中国の基本情報と観光ガイド・有名観光スポット

• 通貨
  人民元（Renminbi、CNY）、補助単位は角（Jiao）と分（Fen）
• 為替レート
  1人民元＝10角=100分=約20.42円（2024年9月現在）

• ビザ
  2024年9月現在、中国では日本国民の短期滞在（15日以内）のビザ免除措置を一時停止しているため、ビザ取得が必要。滞在期間に応じたビザを取得する必要がある。
• パスポート
  残存有効期間はビザの種類によって異なるが、入国時点で6ヶ月以上あると無難。また、未使用査証欄は2ページ以上必要。

成田、羽田、関西国際空港から北京、上海、広州まで直行便で約3〜5時間。

中国の国土は広大で、気候も北部の寒帯から南部の熱帯まで多岐にわたる。主に大陸性モンスーン気候に属し、9月〜4月頃にかけて、シベリアやモンゴル高原からの乾燥冷たい風が吹き込む。南北の温度差大きくなりやすいのが特徴。北京では、夏には気温が40度を超える一方で、冬には零下10度を下回ることも。

ショップやレストランは店によって営業時間が異なる。また公共機関でも業務時間が異なることがあるので、以下は大まかな目安となる。

• 銀行
  9:00〜12:00、13:30〜17:00（土・日曜、祝日休み）
• レストラン
  11:00〜15:00、17:00〜22:00（春節の休業する店が多い）
• デパートやショップ
  10:00〜20:00（休日なし）

• 日本から中国
  国際電話番号（010）＋中国の国番号（86）＋市外局番（頭の0は取る）＋相手先の電話番号
• 中国から日本
  国際電話番号（00）＋日本の国番号（81）＋市外局番（頭の0は取る）＋相手先の電話番号

日本との時差は1時間。中国の方が1時間遅れている。サマータイムは実施されていない。

中国の祝日は西暦と陰暦（農暦）を合わせたもので、毎年日付の異なる移動祝祭日（※）もあるので注意。一方で、特定の国民に対する祝日や記念日もある。

• 1月1日　新年
• 1月頃　春節　※
• 2月頃　春節　※
• 3月8日　国際労働婦人デー
• 4月頃　清明節　※
• 5月1日　労働節
• 5月4日　中国青年デー
• 6月1日　国際児童デー
• 6月頃　端午節　※
• 8月1日　中国人民解放軍建軍記念日
• 9月頃　中秋節
• 10月1日　国慶節

• 電圧
  220V
• 周波数
  50Hz
• プラグ
  B型やC型、O型が多い。

中国にはチップの習慣はないので基本的には不要。また、高級ホテルでは宿泊代にサービス料が加算されるところが多く、その場合はポーターや清掃に対してのチップも不要。

中国の水道水は硬水のため、できればそのまま飲むことは避けたほうがよい。ミネラルウォーターを飲むようにしよう。露店ではなく、スーパーなどの店で購入することをおすすめする。

中国では、ホテルに宿泊する際に税金（サービス税、都市建設税など）がかけられることがある（一定ではない）。付加価値税（VAT）還付制度については、指定店で500元以上購入し、所定の手続きをした場合にかぎり還付がされる。

中国を旅行する際には、スリや置き引きなどの軽犯罪に注意が必要だ。特に、観光地や人混みの多い場所では、バッグや貴重品をしっかりと管理し、周囲の状況に常に気を配ることが求められる。大都市では、偽のタクシーや料金を過剰に請求するトラブルも報告されているため、信頼できるタクシー会社を利用するか、配車アプリを使用するとよい。観光客を狙った詐欺も増えているため、親切すぎる案内や高額な商品には慎重に対応することが重要だ。

18歳未満へのアルコール、たばこの販売は禁止されているが、飲酒や喫煙については法律による年齢制限は規定されていない。車の運転は18歳から。

基本的に日本の度量衡と同じだが、それぞれに漢字表記が当てている（例：m＝米/mǐ, km＝公里/gōnglǐ, g＝克/kè, kg＝公斤/gōngjīn）。ただし、日常生活では中国独自の単位も残っており、特に食べ物関連では斤/斤(jīn=10両、liǎng=500g)がよく使われる。

• トイレ
  中国語で廁所（cèsuǒ）または卫生间（wèishēngjiān）、建物内では洗手间（xǐshǒujiān）。都市部では水洗トイレが普及し、街頭には有料の公衆トイレ（公共廁所/gōnggòng cèsuǒ）の設置が進んでいる。ただし、トイレットペーパーを備えていない場所がほとんどなので、持参すると安心。
• たばこ
  2017年3月に喫煙に関する条例が改正施行され、国内公共交通機関の中は全面禁煙。屋内でも学校や病院、競技場、公演場、文化施設などの公共施設内は禁煙。喫煙専用施設や指定場所では喫煙が認められるが、違反者には罰金が科せられる。