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オーストラリアの基本情報と観光ガイド・有名観光スポット
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オーストラリアの首都であるキャンベラ。この記事ではキャンベラの基本情報から市内の交通手段、主要観光スポットまで、キャンベラについて詳しく解説します。本記事をキャンベラ旅行の参考にして、充実した時間を過ごしてください。
キャンベラはオーストラリア東南部、ニューサウスウェールズ州に囲まれたオーストラリアの首都です。周囲に山や丘陵が広がり、豊かな自然が広がっています。シドニーの南西約280km、メルボルンの北東約660kmに位置し、シドニーから車で約3時間、メルボルンから約7時間のところにあります。
オーストラリア連邦成立後、主要都市であるシドニーとメルボルンの間で首都の選定を巡る議論が続き、その妥協案として中間地点であるキャンベラが新たな首都として選定されました。1911年にオーストラリア首都特別区が設置され、1929年に初めてキャンベラで国会が開催。キャンベラの町は、アメリカの建築家ウォルター・バーリー・グリフィンが設計を手がけた計画都市で、幾何学的な街路や人工湖など計画的に整備された町並みが特徴的です。現在は、政治や文化の中心地として発展しています。
キャンベラは、政治と行政の中心地として多くの政府機関や大使館が集まる都市。計画都市として整備されており、緑豊かな公園や湖など自然が町に調和した景観が魅力です。国会議事堂やオーストラリア戦争記念館、国立博物館などの見どころがあり、オーストラリアの文化や歴史に触れられるスポットが点在しています。春には花々が咲き誇るなど、四季折々の美しさも楽しめます。
キャンベラはオーストラリアのなかでも比較的治安がよい都市とされています。政治機関が集まる首都であり、計画都市として整備されているため、町全体が落ち着いた雰囲気です。一方で、スリや盗難などの軽犯罪は一部地域で発生しています。特に、人出のある観光地や公共交通機関、夜間や裏路地など人通りの少ない場所では注意が必要です。
日本とキャンベラの標準時の時差は1時間で、キャンベラが日本よりも1時間進んでいます。オーストラリアでは国内で時差があり、東部標準時、中部標準時、西部標準時の3つの時間帯に分けられます。国内でも最大で2時間30分の時差があるので、国内を移動する際には注意が必要です。なお、オーストラリアではサマータイムを実施しており、実施期間は毎年10月第1日曜日の午前2時~4月第1日曜日の午前3時まで、実施中は日本との時差が2時間になります。
キャンベラは内陸に位置し、四季がはっきりした海洋性気候が特徴。夏は日中30度近くまで気温が上がることもありますが、夜は涼しく快適です。冬は冷え込み、朝晩は氷点下になることもあり、時に霜や雪が見られます。春と秋は穏やかで過ごしやすく、花や紅葉を楽しめます。年間降水量は比較的少なく、乾燥気味ですが、夏には雷雨が発生することがあります。なお、オーストラリアは南半球に位置するため、季節が日本と逆になります。
キャンベラにはキャンベラ国際空港がありますが、日本から直行便は運航していません。オーストラリア主要都市で乗り継ぎが必要で、日本からの直行便が運航しているシドニーやメルボルン、ブリスベンから乗り継ぐのが便利です。所要時間は、キャンベラまで約13〜16時間ほどです。キャンベラ国際空港は中心部の東約7kmの場所にあり、空港から市内までは公共バスやタクシー、ライドシェアなどで移動可能です(所要時間15~20分)。
キャンベラ市内の移動手段は、おもにトランスポートキャンベラ(TC)が運行するTCバスとライトレールがあります。
TCバスは、キャンベラ市内全域と近郊をカバーする路線バス。バスの番号の最初に「R」が付くのはRapidと呼ばれる急行バスで、中心部や空港などを結ぶ路線です。
乗車の際は、マイウェイカード(MyWay Card)と呼ばれるチャージ式ICカードもしくは非接触型のクレジットカード(VISA、Mastercard/Apple Pay、Google Payに登録して利用も可)で支払います。少し割高にはなりますが、自動券売機で購入できる紙の1回券もあります。
Apple PayはApple Inc.の商標です
Google PayはGoogle LLC の商標です
ライトレールは、アリンガ・ストリートからノースボーン・アベニューを北上する路面電車。ダウナー、ワトソン、ハリソン地区を通り、終点はガンガーリン地区のガンガーリンプレイスです。
運賃は、TCバス同様にマイウェイカードや非接触型のクレジットカードで支払うか、券売機で1回券を購入して乗車します。
キャンベラの国会議事堂は、オーストラリアの政治の中心であり、近代建築の傑作としても知られています。外観は平べったい形をしており、垂直に建つ高さ81mの国旗掲揚塔が印象的です。上下両院の議場や玄関広間の見学ができ、ガイドツアーも充実しています。展望テラスからはキャンベラの山、町、湖のパノラマビューを一望できます。
バーリーグリフィン湖は、キャンベラ中心部に広がる人工湖。キャンベラの都市設計を手がけたウォルター・バーリー・グリフィンから名づけられ、湖周辺には鐘塔(カリヨン)や博物館などが点在しています。湖の中心には、キャプテンクック上陸200年を記念して造られた噴水があります。湖畔を散策したりサイクリングをしたりしながら、癒やしの時間を過ごしてみてください。
オーストラリア戦争記念館は、戦争の記憶と犠牲を記憶に刻む施設。荘厳な雰囲気の追悼ホールを囲むように展示室があり、戦車や飛行機、オーストラリア兵の日記、軍服などが展示されているほか、第二次世界大戦当時の日本軍関係の資料も多く展示されています。
オーストラリアの首都・キャンベラの基本情報から人気観光スポットまで、キャンベラの特徴や魅力をご紹介しました。この記事を参考に、ぜひキャンベラ旅行を計画してみてはいかがでしょうか?