【モナコ】サッカーASモナコのホームで試合観戦、スタッド・ルイ・ドゥと滞在を存分に楽しむ方法

モナコ公国はコートダジュールにあり周囲をフランスに囲まれた独立国家です。南仏コート・ダジュールの玄関口であるニースから、電車またはバスで手軽に訪れることができます。とても小さな国で面積は2.02平方キロメートルと日本の皇居の2倍程度。海沿いの急峻な地形に、へばりつくように高層建築が立ち並んでいます。

ASモナコのホームスタジアム「スタッド・ルイ・ドゥ」は、モナコ国内の西端、ニース寄りのフォンヴィエイユ地区にあります。スタジアムの外観は競技場然とはしておらず、南仏特有の赤茶けた屋根を持ち、林立するモナコの建物の中に馴染むように建てられています。知らずにスタジアムの前を通ったら、中に広大なサッカーコートと陸上トラックあるとは思わないかもしれません。そこへ週末のサッカーが開催日になると、多くのサポーターが集まってきます。

モナコのサポーターは、フランスの他のチームのサポーターと比べて大人しい印象です。試合前もスタジアムの周辺で発煙等を焚いてヒートアップすることもなく、日本から観戦に来ても驚くような行動は少なく、観戦しやすいはずです。

■スタッド・ルイ・ドゥ（Stade Louis II）
住所：7 avenue des Castelans 98000
URL：http://www.stadelouis2.mc/

モナコの最寄りの空港であるニース・コート・ダジュール空港と、モナコを繋ぐバスが発着するアルム広場（Place d’Armes）からスタジアムまでは徒歩15分。ラルム広場から南西に歩いていくと、まずASモナコのオフィシャルショップの前を通り、その後スーパーマーケットや切手とコインの博物館などがあるフォンヴィエイユ・ショッピングセンターを抜けて行くとスタジアムに到着します。

サッカーの試合は夜に組まれることが多く、試合観戦後だとレストランの多くはすでに閉まっているため、スタジアム外で食事を取りたい場合は、先に済ませたほうが良いです。

スタジアムから近い場所での食事であれば、アルム広場にあるコンダミーヌの市場内のイートインスペースが便利です。ソッカやピサラディエールといったこの地方の名物料理や、ピザやパスタといったイタリアンもあります。モナコはイタリアがすぐ近くで、多くのイタリア料理店があります。

フォンヴィエイユ地区の東側にあるヨットハーバーあたりにもレストランが立ち並んでいます。ここは少し価格帯が高くなりますが、さらに本格的な食事を楽しめます。

軽食であれば、フォンヴィエイユ・ショッピングセンター内でサンドイッチなどを購入したり、または同ショッピングセンターにあるマクドナルドも便利です。マクドナルドは夜遅くまで営業していますので、試合後も食事をすることができて重宝します。

■ASモナコ公式ショップ（Boutique Officielle AS Monaco）
住所：1 Promenade Honoré II 98000
URL：https://shop.asmonaco.com/

パリからモナコへ公共交通機関を使って行くのは2通りの方法があります。飛行機と鉄道です。

飛行機の場合は、パリ・オルリー空港またはパリ・シャルル・ド・ゴール空港からニース・コート・ダジュール空港へ（所要約1時間半）。ニース・コート・ダジュール空港からはモナコへ直通するバスが出ています。

列車の場合は、パリ・リヨン駅から高速列車TGVでモナコ・モンテカルロ駅まで1日1往復で運行しています（所要約6時間半）。またはニース駅までならもっと多くのTGVが出ていますので、ニース駅からTER（普通列車）に乗り換えてモナコ・モンテカルロ駅まで行くこともできます（ニースからは所要25分）。

バス、列車いずれにしても、モナコへ向かう際に車窓に見え隠れする、真っ青な地中海はとても綺麗です。

モナコは観光立国であるため、ホテルはたくさんあります。ただし、もしサッカーに専念するのでしたら、スタジアムから徒歩圏内にあるフォンヴィエイユ地区またはモナコ・モンテカルロ駅近くが便利です。

スタジアム近くのホテルをおすすめするのは、サッカーの試合開始が21:00など遅めの時間帯の場合、終わるのが23:00あたり。そこからバスなど、交通機関のことを気にせず徒歩でホテルまで戻れると気が楽です。モナコ・モンテカルロ駅近くをおすすめするのは、アルム広場北側に、深夜でも通行できる動く歩道付きの地下道がモナコ・モンテカルロ駅まで通っており、地下道を通ると素早く駅まで移動できるからです。

旅行のプラン次第では、カジノなどがあるモナコ中央部のモンテカルロ地区に宿を取っても良いです。サッカー観戦とその他の観光の比重をどれくらいにするか次第でしょうか。サッカー観戦と町歩きを両立させて、自分だけの充実した滞在プランを組んでみましょう。