【2025年最新】フランスの入国情報!ビザ申請や必要書類について解説
2025.7.25
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フランス・パリの観光には、メトロ(地下鉄)を利用するのが便利。町全体に路線が張り巡らされており、主要な観光スポットやホテルまで効率的に移動できます。この記事では、パリのメトロの乗り方やチケットの種類、料金、注意点などを詳しく解説します。本記事を参考にして、スムーズなパリ旅行を満喫してください。
パリのメトロはパリ市内や近郊をカバーしており、旅行者にとって観光地やホテルなどへ効率よく移動できる便利な交通手段のひとつです。2025年1月より、パリのメトロの料金システムが大きく変わり、ゾーン別の料金制や市内の公共交通機関で共通の切符「Ticket +」が廃止になりました。従来の紙の切符は2025年末で完全廃止となり、交通系ICカード「ナヴィゴ・イージー(Navigo Easy)」や公式アプリ上でチャージするシステムに全面的に移行します。ここからは、新システムに変わったパリのメトロの概要について詳しく解説します。
パリのメトロは便利で効率的。パリ市内はもちろん、近郊のエリアや空港などにもアクセスすることができます。
パリのメトロは全部で14路線あり、各路線には①~⑭の番号がつけられています。駅数は300以上あり、現在も延伸工事が行われています。14路線のうち、以下は観光の際に特に便利な路線です。メトロの詳しい路線図は公式ページからチェックできます。
パリのメトロの運行時間は、5:30~翌1:15頃。金曜、土曜と祝日前日は、翌2:15までとなります。深夜は本数が減るため、利用の際は注意が必要です。各路線の詳しい運行時間は公式ページからチェックしてください。
2025年1月より、パリのメトロは新料金システムが導入され、チケットの種類や金額が変更されました。チケットやパスにはいくつかの種類がありますが、旅行者が便利に使えるチケットの種類と料金は以下の通りです。
パリとイル・ド・フランス地方全域のメトロ、高速郊外鉄道RER、国鉄の3つで使える1回券。料金は一律2.50ユーロで、使用開始から2時間以内は乗り換え可能となっています。
シャルル・ド・ゴール空港もしくはオルリー空港からパリ市内まで、メトロやRER、Orlyvalを使ってアクセスする場合は、空港チケットの購入が必要です。料金は13ユーロ。
パリとイル・ド・フランス地方全域のメトロやRER、バスなどが1日乗り放題となるチケットで、公共交通機関を1日5回以上使う場合はこのチケットがお得。料金は12ユーロ。
旅行者向けのパス。1日券29.90ユーロ、2日券44.45ユーロ、3日券62.30ユーロ、5日券76.25ユーロの4種類があり、パリ市内で数日にわたって公共交通機関を利用する場合に便利です。パリとイル・ド・フランス地方全域のメトロやRER、バスをはじめ、空港から市内間のロワシーバスやオルリーバスにも利用可能。
従来の紙のチケットは2025年末までに廃止予定のため、チケットやパスはすべて「ナヴィゴ・イージー」と呼ばれる交通系ICカード(発行手数料2ユーロ)を自動券売機で購入し、カードにチャージして利用します。券売機で使用可能なクレジットカードはAMEX、Master、VISAカードのいずれか。
もしくはスマートフォンに公式アプリ「Bonjour RATP」・「IDF Mobilités」をダウンロードし、アプリ上で乗車券を購入したり(Master、VISAカードもしくはApple Payが使用可能)、ナヴィゴ・イージーのチャージを行ったりすることも可能。操作に気を取られ、荷物の管理がおろそかになることのないよう、アプリは渡航前にダウンロードし、チャージはWi-Fi環境のあるホテルでしておいたほうが安心です。
ここからは、パリのメトロの乗り方について説明します。各路線には①~⑭号線までの数字がつけられているので、駅の案内板に従って目的地まで向かいましょう。
まずは、駅の改札手前にある自動券売機で希望のチケットを選び、ナヴィゴ・イージーにチャージします。券売機では、現金もしくはICチップ付きクレジットカードでの決済が可能です。ナヴィゴ・イージーを持っていない場合は、自動券売機もしくは有人の切符売り場で購入することができます。カード発行手数料は2ユーロです。また、スマートフォンの公式アプリでチケットを購入したり、アプリ上でナヴィゴ・イージーにチャージしたりすることも可能。
改札の読み取り部にナヴィゴ・イージーもしくはスマートフォンをかざし、ターンスティールを押してドアを抜けると改札内に入れます。ナヴィゴ・イージーやスマホをタッチすると、自動でガラスドアが開くタイプの改札もあります。
駅構内には路線番号と終点駅名が書かれた案内板があるので、自分の乗る路線と終点駅名をたどってホームまで向かいます。ホームに到着すると、路線番号と終点駅名、次の電車が何分後に到着するか表示された電光掲示板があります。
パリのメトロの扉は自動式と手動式の2種類があります。自動式のメトロがほとんどですが、手動式の場合は、電車が到着したら回転式の取っ手を上に向かって引き上げると扉が開きます。押しボタンのタイプもあるので、その場合はボタンを押すと乗車できます。
乗り換えをする場合は、路線番号と終点駅名が書かれた案内板に従ってホームへ移動します。シャトレ駅(Châtelet)やモンパルナス・ビヤンヴニュ駅(Montparnasse – Bienvenüe)などは路線が集中するターミナル駅であるため、乗り換えの際は間違えないように注意が必要です。
「ソルティ(Sortie)」と書かれた表示をたどって出口まで向かいます。パリのメトロでは出口に改札がないので、自動もしくは手動のドアを抜けて改札外へ出ます。
パリのメトロでは、観光客を狙ったスリやひったくりが多発しています。特に、混雑した車内や1号線などの観光客が多く乗車する路線、ドア付近での被害が目立ちます。子供や若者が行うスリや複数人で連携する犯行もあり、注意が必要。バッグは前に抱える、スマートフォンや財布を不用意に出さないようにするなどの防犯対策を心がけましょう。
パリのメトロでは、乗り換え通路や出口付近で検札係がチケットのチェックをしている場合があります。確認を求められたら、ナヴィゴ・イージーやスマホのアプリ画面を提示しましょう。有効なチケットの証明ができないとその場で罰金を科されるため、注意が必要です。
パリ五輪の開催をきっかけに、パリのメトロ構内でも援助が必要な人のサポートシステムが改善されました。しかし、古い駅などではいまだ階段のみの場合も多く、エレベーターを備えた駅が少ないのが現状です。荷物が多い場合などは、タクシーやバスの利用も検討するとよいでしょう。
この記事では、パリのメトロの乗り方やチケットの種類、料金についての最新情報をご紹介しました。パリのメトロは路線網が充実しているうえ、運行本数も多いため、主要な観光スポットやホテルまでアクセスするのに便利です。ぜひこの記事を参考に、効率的でスムーズなパリ旅行を楽しんでみてください。
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