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オペラ、バレエファンのみならず、多くの人が一度は足を踏み入れたいと憧れるパリ・オペラ座。シーズンは9月中旬〜7月中旬。旅行期間中に公演があるならぜひ行ってみたいもの。どうしても観たい公演は日本で予約していくのがベストだ。
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日本ではチケット代が高くなかなか気軽に行けないオペラ、バレエも、パリでは身近な存在。最上のオプティマOptima席は日本円にして約3万円と決して安くはないが、3000円程度で観られる席もある。
お目当ての公演は、日本で予約しておくのがベスト。公演の2〜4ヵ月前から、パリ・オペラ座のウェブサイトでオンライン予約が可能(発売日は公演により異なる)。英語の表示もあり、簡単に予約できるので、出発前に確実に席をおさえておきたい人におすすめ。支払いはクレジットカードによる引き落としとなる。チケットは公演の2週間前までの予約なら自宅まで郵送してくれるが、それ以降は現地窓口で受け取ることになる。自宅のパソコンで印刷することも可能。
チケットを現地で買う場合は、直接オペラ座のボックス・オフィスへ。各公演初日の1〜2ヵ月前から発売される。手数料は不要で、座席表を見ながら好きな席が選べるが、人気の公演は完売になっていることが多い。
当日は遅くとも30分前に28歳未満と65歳以上を対象にした特別料金のチケットが販売される。その他の席種は、事前のネット販売や窓口販売で完売になった場合、当日券はない。ただ、直前にキャンセルの戻りチケットが出ることも。並んでいると、行けなくなった人が売りに来る場合もあるので、最後まで諦めずにトライしよう。
最新のプログラムは、パリ・オペラ座のウェブサイト内にある「カレンダー」で確認できる。オペラやバレエに馴染みがないという人も、重厚な趣のある劇場での観劇は、忘れられない体験となること間違いなし。初心者なら、モーツァルト、プッチーニの作品のように、ストーリーがわかりやすく、楽曲がよく知られているものを選ぶのがおすすめ。バレエなら『白鳥の湖』、『眠りの森の美女』、『くるみ割り人形』など正統派の古典なら初めてでも楽しめるはず。
待ちに待った公演日。気になる服装だが、ドレスコードはないので、初日、ガラ公演以外なら正装の必要はなく、日本のオペラ、バレエ鑑賞と同じように考えていい。ドレスで着飾った人は意外に少なく、安い席ならジーンズ姿の人もいるほど。でもせっかくパリで観劇するのだから、劇場の雰囲気に合わせてほんの少しおしゃれをすると気持ちよく過ごせるだろう。
開演に遅れると幕間まで入れないこともあるので、時間に余裕をもって入場したい。かさばる荷物はクロークに預けて。案内係にチケットを見せれば座席まで案内してくれ、当日の配役表を渡してくれる。この係員は公務員なのでチップは不要。
幕間の休憩時間には、広大な劇場内を探検するのもよし、バーコーナーで紳士淑女に交じって優雅にシャンパングラスを傾けるのもよし。パリ・オペラ座ならではの豪華な雰囲気を思いおもいに楽しもう。
2024年現在で上記料金例から大きく変更はないが、公演ごと料金が異なるため詳細は必ず公式サイトで確認しよう。
こちらも2024年現在で上記料金例から大きく変更はないが、公演ごと料金が異なるため詳細は必ず公式サイトで確認すること。
無事チケットを入手できただろうか? ドレスコードはないが、当日は思いきりおしゃれして、日常と切り離された夢のような空間で本場のオペラを堪能しよう!