パリの世界遺産セーヌ川観光のすすめ クルーズで主要モニュメントを一気に攻略
2022.12.26
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市内のいたるところが観光スポットであるパリをどのように巡れば効率がよいのか、「パリ全体」「右岸」「左岸」と3パターンに分けて、パリ初心者向けのおすすめルートを紹介します。
パリ観光で必須のワードがあります。「右岸」と「左岸」。右岸とはパリの中心部を流れるセーヌ川から北側の部分、左岸とは南側の部分です。なぜ北を右岸、南を左岸と呼ぶのかというと、セーヌ川はパリ市内を東から西側に流れています。川の流れに沿って進行方向右手にある地区だから右岸、左手だから左岸です。
はじめてのパリで押さえておきたいスポットは「エッフェル塔」「ルーブル美術館」「シャンゼリゼ大通りと凱旋門」「ノートルダム大聖堂」です。
まず朝一でルーヴル美術館へ。時間があり元気なうちに館内を歩きます。午前中を美術鑑賞に費やしたらランチ。ランチはルーヴル美術館に併設したショッピングモール「カルーゼル・デュ・ルーヴル」のフードコートで済ませたり、近くのパン屋さんでサンドイッチを頬張ったりするのもありです。夕食にレストランを予約してしっかりと食べるならランチは軽くてもいいですね。
そのあとは地下鉄1号線に乗って西へ。シャンゼリゼ大通りと凱旋門へ向かいます。シャンゼリゼ大通りには百貨店「ギャラリー・ラファイエット・シャンゼリゼ」やスーパー「モノプリ」がありますので、ショッピングしながら歩けます。
シャンゼリゼ大通りを散策後は、凱旋門の最寄り駅シャルル・ド・ゴール・エトワール駅から地下鉄6号線でトロカデロ駅へ向かいます。
トロカデロ駅からすぐのところにあるのがトロカデロ広場。ここからエッフェル塔を写真に収められます。もしエッフェル塔に上りたいならトロカデロ広場から南へ下り、塔内へ。上らないなら、次はノートルダム大聖堂を目指します。
ノートルダム大聖堂へは、RER C線のシャン・ド・マルス・トゥール・エッフェル駅から乗ってサン・ミッシェル・ノートルダム駅で下車します。ノートルダム大聖堂は現在火災からの修復工事中のため、内部は見学できませんが外から眺められます。
右岸だけで1日を費やすなら、右岸にあるパリ必見スポット「ルーヴル美術館」「シャンゼリゼ大通りと凱旋門」に加えて「モンマルトルの丘とサクレ・クール聖堂」「オペラ座(パレ・ガルニエ)」「オスマン通りの百貨店」を加えてみましょう。
午前中をルーヴル美術館で費やしてそのあとにシャンゼリゼ大通りと凱旋門に行くまでは、パリ全体を回るコースと同じ。凱旋門が終わったら、シャルル・ド・ゴール・エトワール駅から地下鉄2号線でピガール駅、またはその次のアンヴェール駅まで行きます。モンマルトル地区を散策したいならピガール下車、時間を節約してとにかくサクレ・クール聖堂を目指すならアンヴェール駅です。
モンマルトル地区にはカフェや雑貨店、SNS映えスポットなど、魅力的なものが詰まっています。
モンマルトル観光を終えたら、地下鉄12号線ラマルク・コーランクール駅またはアベス駅から南へ。サン・ラザール駅で降りれば徒歩でオスマン通りにある百貨店、ギャラリー・ラファイエット・パリ・オスマンまたはプランタン・オスマン本店に行けます。
各百貨店は食品館を備えています。ギャラリー・ラファイエットは「ラファイエット・グルメ」、プランタンは「プランタン・デュ・グー」です。ここはクッキーやチョコレートなどの土産物探しに便利です。
買い物が終わったら、最後に徒歩でオペラ座(パレ・ガルニエ)まで歩いて1日は終わり。ショッピングに興味がない場合は、百貨店はスキップして、そのままオペラ座まで行ってもいいです。
左岸巡りは「エッフェル塔」と「ノートルダム大聖堂」に「サン・ジェルマン・デ・プレ地区」「オルセー美術館」を加えてみます。
朝はノートルダム大聖堂からスタート。その後、地下鉄4号線でサン・ジェルマン・デ・プレ教会へ向かいます。サン・ジェルマン・デ・プレ地区はカフェも多いので、ここで朝ご飯をとっても素敵です。「レ・ドゥーマゴ」「カフェ・ド・フロール」といった老舗カフェが軒を連ねています。
サン・ジェルマン・デ・プレ地区を散策したら地下鉄10号線と12号線を乗り継いでオルセー美術館に行きます。
オルセー美術館を終えたらRER C線のミュゼ・ドルセー駅からシャン・ド・マルス・トゥール・エッフェル駅へ。エッフェル塔を見学します。
なお、ノートルダム大聖堂からエッフェル塔へいたるまで、その人の好みによってルートに味つけをしてもいいかもしれません。
例えば、ノートルダム大聖堂を見終わったあとは、パンテオンなどがあるすぐ南のカルチェ・ラタンの散策を入れてもいいですね。サン・ジェルマン・デ・プレ地区にはドラクロワ記念館もありますし、オルセー美術館とエッフェル塔の間には、ロダン美術館やナポレオンの墓があるアンヴァリッドもあります。
ランチは、それらルート次第でサン・ジェルマン・デ・プレ地区(パリ市6区)で取ってもいいですし、もう少し西の7区にあるサン・ドミニク通り周辺もグルメ地区ですので、そこでレストランを探すのも手です。
パリの人気観光スポットやグルメ、ホテルをもっと知りたい方はこちらの記事も参考にしてください。
監修:地球の歩き方