ハワイのコンセント事情、変換プラグや変圧器のポイントと充電できる場所

地球の歩き方編集室

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更新日
2025年3月26日
公開日
2025年4月7日
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ハワイは美しいビーチとリゾートが広がる楽園。青い海と澄んだ空、穏やかな風が吹き抜けるこの地では、誰もが心からリラックスできる。ホノルルをはじめとする都市部にはショッピングモールやレストランが建ち並び、観光スポットも豊富で飽きることがない。また、ハワイの文化や歴史に触れることで、新たな発見も多い。その一方で、旅行前にチェックしておくべき電力事情も重要。特に日本とは異なる点について把握しておけば、トラブルなく快適に過ごせる。

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ハワイでは変換プラグや変圧器が必要か

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ハワイへの旅行では基本的に変換プラグは不要。ハワイのコンセントタイプが日本と同じAタイプだからだ。変圧器についても基本的には不要だが注意は必要。日本の電圧100Vに比べてハワイの電圧は110~120Vと少し高めなので、例えば、ドライヤーやヘアアイロンなど熱を発生させる電化製品は対応電圧を確認しておくこと。対応していない場合でも短時間なら変圧器なしで使用可能だが、長時間使用し続けると故障の原因になるので注意。

ハワイのコンセントタイプは1種類

Aタイプ

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ハワイで使用されているコンセントタイプは日本と同じAタイプのみで、日本の電化製品をそのまま使用可能。2本の平たいピンを持つ仕様で基本的にアースはない。日本やハワイを含むアメリカ以外にも、カナダ、メキシコ、台湾などで広く使用されている。

変換プラグのポイント

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ハワイでは日本と同じAタイプのコンセントが使用されているため変換プラグは不要。ただし、他の国にも行く予定がある、万が一に備える、などの理由があればマルチプラグをおすすめする。

マルチプラグはひとつあれば複数の国に対応できるので、今後の海外旅行で新たに変換プラグを購入する必要がなくなる。単体プラグよりもサイズが少し大きくなるが、どこへ行っても使えるという汎用性は大きなアドバンテージ。

地球の歩き方オンラインショップでも、変換プラグを取り扱っているので参考にしてほしい。

変換プラグと一緒にあると便利なもの

延長コード・電源タップ

旅行中に複数のデバイスを同時に充電したい場合、差込口が複数ある電源タップがあると非常に便利。ホテルなどの宿泊施設ではコンセントの数が限られていることが多いため、ひとつのコンセントから複数のデバイスを充電できる電源タップは非常に便利。特にUSBポート付きの電源タップは、スマートフォンやタブレットなどを効率よく充電できるためおすすめ。

また、延長コードがあると、例えば部屋のレイアウトによってベッドから遠い位置にしかコンセントがない場合にも、複数人で別の電化製品を同時に使いたい場合にも役立つ。長すぎるとかさばることがあるため、旅行用に軽量でコンパクトなタイプを購入するとよい。

複数ポートUSB充電器

複数ポートのUSB充電器も、多くのデバイスを同時に充電できる便利なアイテムだ。ハワイでは観光やアウトドア活動が中心となり、外出先で充電できる場所が少ないことも多い。そのため、ホテルに戻った際にまとめて充電できる複数ポートUSB充電器があると役立つ。電源タップと併用して、夜間や短い休憩時間にすべてのデバイスをフル充電し、万全な状態で観光を楽しもう。

モバイルバッテリー

ハワイのビーチや自然公園で過ごす時間が長くなる場合、スマートフォンのバッテリー切れが心配になるが、モバイルバッテリーがあればいつでもどこでも簡単に充電ができるので安心。特に長時間の観光や移動の際には必須。容量の大きいモデルは一日中バッテリーを気にせず過ごせるが、その分重くなるので注意。

変圧器のポイント

スマホ・スマートウォッチ・パソコン

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これらデバイスのほとんどが100V~240Vの対応となっているため変圧器は不要。このなかでも特に重要なデバイスがスマートフォン。ハワイ旅行では写真撮影やナビゲーション、現地情報の調べ物など多岐にわたって使用することになる。モバイルバッテリーを併用して、外出先でも安心して使い続けられるようにしておこう。なお、ハワイでは横断歩道を渡るときにスマートフォンの画面を見ることは禁止されている。違反すると罰金が科されてしまうので注意すること。

デジタルカメラ・アクションカメラ

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ハワイの美しい風景やアクティビティを記録するためには、デジタルカメラやアクションカメラが必須。例えば、ハナウマ湾でのシュノーケリングやダイヤモンドヘッド登山時に活躍するだろう。これらの機器も基本的に100V~240V対応が多く変圧器は不要。長時間の撮影に備えて予備バッテリーを持ち歩き、すばらしい瞬間を逃さないようにしよう。

ドライヤー・ヘアアイロン

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日本製のドライヤーやヘアアイロンは、そのほとんどが100V専用であるため、ハワイでは長時間使用しないことが大切だ。短時間であれば問題なく動作することが多いが、それでも機器の寿命や安全性を考慮すると、休憩を挟みながら使用することが望ましい。

心配な場合は変圧器を持ち込むのが安心だろう。変圧器を選ぶ際には、消費電力に十分注意して選ぶことが重要だ。ドライヤーの消費電力は一般的に高いため、対応する変圧器の消費電力が不十分だとトラブルの原因になる。事前に自分の持っている機器を確認し、それに適した変圧器を選ぶようにしよう。

また、最近では海外対応のドライヤーやヘアアイロンも販売されているので、新たに購入を検討するのもひとつの手段だ。これらの製品は100V~240Vまでの幅広い電圧に対応している。

シェーバー

男性の必需品であるシェーバーも、100V~240V対応のものが一般的で変圧器は不要。100V専用でも変圧器なしで使用できるが、使用時間が長くなると発熱の問題が生じるため、短時間の使用に留めること。対応電圧を確認した上で万が一必要なら変圧器を持参、または海外対応のシェーバーの購入を検討しよう。

ハワイで充電できる場所

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ハワイでは事前に充電スポットを把握しておくと安心。ホテルやカフェ、空港など充電できる場所は多いが、USBポートでの充電リスクについては気を付ける必要がある。

公共のUSBポートはデータ流出やウイルス感染などのセキュリティリスクがあるため、できるだけコンセントを利用して充電すること。USBポートで充電する必要がある場合は、USBデータブロッカーを使おう。USBデータブロッカーとは、充電時にデータ通信を遮断し安全性を高めるアイテムだ。また、充電専用のUSBケーブルを使用する方法もある。

ホテル

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ほとんどのホテルの客室にはコンセントが完備されているため、滞在中に安全に充電が可能。上記に挙げた延長コードや複数ポートのUSB充電器を持参すると、ベッドサイドでも快適に充電できる。ホテルによってはロビーやラウンジにも充電設備が設置されていることもあるが、利用前にフロントで確認すること。利用できる場合でもロビーのUSBポートは避け、なるべくコンセントから充電しよう。

ホテルについてはbooking.comで詳細を確認できるので参考にして欲しい。

カフェ

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ハワイのカフェでは無料Wi-Fiと共にコンセントを利用できる場所が多い。ワイキキビーチ周辺をはじめホノル各所のカフェで休憩を兼ねた充電ができる。しかし、混雑時には譲り合いや長時間の使用を控えるなど、お店に迷惑をかけない配慮が大切。

空港

ダニエル・K・イノウエ(ホノルル)国際空港では、各出発ロビーやゲート付近、ラウンジなどに充電ステーションが設置されており、待ち時間を使ってスマートフォンやタブレットを充電しておこう。

変換プラグや変圧器を忘れた、なくした場合

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基本的にハワイ旅行中変換プラグや変圧器が必要になることはないが、特定の電化製品で変圧器が必要になった場合、まずは滞在しているホテルのフロントデスクで貸出サービスがあるか確認してみよう。多くのホテルでは変圧器のレンタルを行っており、無料または有料で借りることが可能。ただし、数に限りがあるため早めに問い合わせるとよい。

ホテルで貸し出しがなかった場合は、市内の電器店で購入することもできる。例えば、ホノルルのアラモアナセンター内の電器店などで見つけられるだろう。

準備万端でハワイ旅行を楽しもう!

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ハワイでは日本と同じAタイプのコンセントが使用されているため変換プラグは不要。電圧についても長時間使用しないなどのを工夫をすれば、日本専用の美容家電でも変圧器は不要だ。ハワイのすばらしい景色とともに、日本とほとんど変わらない電力事情を理解して最高のハワイ旅を満喫しよう。

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