『ハロルド・フライのまさかの旅立ち』800kmの道のりを徒歩で旅する主人公が目指す先で伝えたかった想いとは…

更新日
2024年5月7日
公開日
2024年5月7日
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本国イギリスで初登場新作ナンバー1の大ヒットを記録した『ハロルド・フライまさかの旅立ち』が2024年6月7日に全国公開されます。「どうしても伝えたいことがある。」と突然800km先の目的地を目指して歩く主人公ハロルド・フライとそんな夫のまさかの行動によって徐々に考え方が変化していく妻のモーリーンの姿や、旅先で出会うさまざまな事情や思いを持つ人々を描いた心温まる作品です。旅に出るきっかけは一歩踏み出す決意だということを教えてくれます。

あらすじ

©︎PilgrimageFilmsLimitedandTheBritishFilmInstitute2022
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イギリスのキングスブリッジで妻のモーリーンと退職後の平凡な生活を送っていたハロルド・フライにある日一通の手紙が届きます。差出人はかつてビール工場で一緒に働いていた同僚のクイーニーからで、ハロルドは彼女がガンを患っており、すでに手の施しようがなく余命がわずかだということを知ります。

ハロルドは返事を出すため手紙を書き、近所のポストへ投函しに行こうとしますが、その道中で聞いた”ある言葉”をきっかけにクイーニーが住むベリック・アポン・ツイードまでの約800kmものイギリス縦断旅を決意、早速クイーニーがいるホスピスに電話して「私が歩く限りは、生き続けてくれ」と伝言を残します。

ハロルドが無謀な挑戦をしてまでクイーニーに伝えたかった想いとは何なのでしょうか? クタクタになりながらも決して足を止めないハロルドの信念と、旅で出会った人々との繋がりはやがてイギリス中を巻き込む壮大な旅路となります。

800kmの道中で映し出されるイギリスの大自然や町並みも楽しみながら、ハロルドと一緒にベリック・アポン・ツイードを目指しましょう。

  • ©PilgrimageFilmsLimitedandTheBritishFilmInstitute2022
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ハロルド・フライのまさかの旅立ち

公開日
2024年6月7日(金)新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町、シネ・リーブル池袋ほか
提供
松竹、楽天
配給
松竹
後援
ブリティッシュ・カウンシル原題TheUnlikelyPilgrimageofHaroldFry
日本語字幕
牧野琴子
URL
https://movies.shochiku.co.jp/haroldfry/

作中に登場する町

キングスブリッジ

©︎iStock

主人公が住むキングスブリッジはイギリス南部のデヴォン州(Devon)にある人口1万人にも満たない小さな町です。特筆すべき観光地はありませんが、町には小規模の宿が数件あり都会の喧騒を忘れてのんびりと現地の暮らしに溶け込む体験ができます。

デヴォン州自体は日本人旅行者にはまだあまり知られていませんが、漁村や広い草原、ビーチをはじめ美しい自然がイギリス人観光客の間では人気のエリアです。特にキングスブリッジの北側に位置するダートムーア国立公園は荒野をトレッキングできる場所として有名で、公園のシンボル「ヘイトア・ロック(Haytor Rock)」という巨石の上からの景色は絶景です。天気が変わりやすく、ぬかるんでいる道もあるので動きやすい服装と臨機応変な天候対策をして訪れましょう。

ダートムーア国立公園(DartmoorNationalPark)

ベリック・アポン・ツイード

©︎iStock

エディンバラから東へ電車で約40分の場所にあるベリック・アポン・ツイードは作中でクイーニーのホスピスがある町として登場します。

イングランドとスコットランドの境界線の近くにある町で、昔は防衛最前線の都市として機能していたため、今でも町はぐるりと城壁に囲まれています。中心部には町を象徴する時計塔があります。ビクトリア朝時代に建設された鉄道の橋脚も見ることができ、随所で中世の面影を感じられるます。

特異な立地にあるベリック・アポン・ツイードを訪れた際に足を運びたいのはべリック博物館です。19世紀にイングランド兵の兵舎として実際に使用されていた建物が利用されていて、400年以上続いたとされる戦争や市民の生活の様子が展示されています。

町自体はコンパクトなので、自転車レンタルをしてのんびり巡ることができます。

べリック博物館(Berwick-upon-TweedBARRACKSANDMAINGUARD)

イギリスを知れば映画をもっと楽しめる!

©︎iStock

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さらに特集ではイギリスの最新情報や世界遺産、1年を通したイベントガイドも掲載し、イギリスに旅行したことが無い人でもイギリスの“いろは”を学ぶことができます。

ハロルドが通ったであろう道のりを思い浮かべながら、まずはイギリスの基礎知識を知ることで映画をもっと深く楽しめます。

ガイドブックの画像

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