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2024年7月10日(水)浜離宮朝日ホールにて、第72回朝日広告賞の授賞式が行われました。企業が出題する課題の中からテーマを選んで広告を制作する一般公募部門において「地球の歩き方」をテーマとする4作品が入賞。準朝日広告賞を受賞した「有給の使い方」をはじめ、ユニークな視点で旅の魅力を表現した入賞作品をご紹介します。
目次
昨年度から新たに設けられた「デジタル連携の部」は、紙媒体である新聞広告とデジタル技術の「連携」によって効果的な広告表現の制作を試みる、朝日広告賞独自の部門です。
準朝日広告賞を受賞した「有給の使い方」は、働く人々が有給を取りやすく、そして楽しく使えるようにするギミックが仕掛けられた作品。カレンダー上のQRコードを読み込むとARが起動し、有給を取りたい日付をスマートフォン上でなぞると、休みの日程に合わせておすすめの旅行先が表示されます。
有給申請をするための上司へのメール文を、好みの文体(陽気に/申し訳なさそうに/真面目に)で自動生成する機能までついているのが、なんともチャーミング。
「地球の歩き方」ガイドブックは、旅先でお役に立てるよう日々精進を重ねておりますが、旅行に行くための休みを取るところからサポートする「有給の使い方」に感銘を受けました……!
応募総数1744点を集めた「新聞広告の部」入賞作品のうち、地球の歩き方をテーマにした3作品をピックアップ。
旅先で「しなかったこと」にフォーカスし、旅の楽しみ方を軽やかに広げてくれる「これも、いい旅。」、毎日が刺激的だった幼少期を思い起こし、再び冒険したくなる「いつかの冒険に、再会しよう。」、ここまで使い込んでいただけたらガイドブック冥利に尽きる「分厚くなって、帰っておいで。」。
絶景でもグルメでもない、様々な切り口で旅欲をかきたてる作品に、学ぶことだらけです。
今回の朝日広告賞において「地球の歩き方」をテーマに、多くのクリエイターの皆様がすばらしい作品を制作くださったことに、あらためて感謝申し上げます。