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ワールドカップ・ブラジル大会でフランスが決勝トーナメントへ進みました。ナイジェリアを破りベスト8へ。そしてついに今日ドイツとベスト4をかけて対戦します。サッカーに限らず歴史的にもライバル関係だった両国、パリはどのような雰囲気なのでしょうか。
テレビでは日本と同じように、選手の両親がインタビューを受けたり、息子の試合をブラジルへ観戦しに行くまでのドキュメンタリーが放映されています。じつは今回のドイツ戦、もう1つの可能性がありました。それはドイツとベスト8をかけて戦ったアルジェリアです。
フランスは北アフリカにあるアルジェリアから、過去に労働力確保のため大量の移民を受けれ入れています。そのため多くのアルジェリア・サポーターが住んでいるのですが、アルジェリアが決勝トーナメントに進んだ日のパリは、そのサポーターたちによって、フランス戦以上の盛り上がりになりました。
盛り上がるといっても、それは凄まじく、車のクラクションをけたたましく鳴らし、試合が終わった後も街中を走り回ります。シャンゼリゼ通りには多くのアルジェリア・サポーターが集まり、暴徒のようになった彼らと警察隊が衝突しました。決勝トーナメントの初戦は結果的にドイツが勝ったため、アルジェリアのワールドカップは終わりましたが、どちらが勝っても興味深い対戦カードになっていたでしょう。
さて、コンスタントに結果を残しているドイツと、2大会ぶりに決勝トーナメントへ進んだフランス。ここでも勝って、さらに面目躍如となるのか。パリのカフェは、どこもかしこもテレビを中心にイスと机が配置され、ワールドカップ仕様に模様替えされています。注目の試合が始まります。
(7月お題"2014サッカーinブラジル")