5月も半ばを過ぎ陽気が続いています。暗く雨ばかりの冬も終わり、パリはもう夏の様です。この時期、フランスの学生たちは天気にばかり浮かれてはいられません。1年でもっとも大切なことが、5月下旬から6月初旬にかけて控えているのです。
それは学年末試験! じつはパリ郊外RER B線Laplace駅に、試験のメッカとでも呼ぶべき建物があります。その名も「Maison des examens(試験の家)」。様々な大学がこの施設を会場にして試験を行います。建物内に入っていく学生の陰鬱な表情と、試験を終え出てきた時の開放感に満ちた様子は対照的。これもまたパリの1コマです。