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六月も半ばとなりました。
嵯峨野の一番奥、清滝トンネル手前にある愛宕念仏寺(おたぎねんぶつじ)。
別名・千二百羅漢の寺とも言われ、境内には千二百の羅漢様がおられます。
梅雨の雨に洗われた青もみじが鮮やかです。
深い緑の中、紫陽花が咲いていました。
この時期、千二百体の羅漢様は、梅雨の雨と湿度で苔に覆われています。
「羅漢」とは、インド原語サンスクリット語から伝わる、
仏法を守護する聖人の意味だそうです。
愛宕念仏寺の「千二百羅漢」。
昭和56年、仁王門の解体復元修理を行った際、寺門興隆を願って
境内に羅漢の石像を充満させたいと発願したのが始まりだそうです。
一体一体すべてが一般の参拝者自らの手によって彫られたもので、
発願10年後には1,200体となり「千二百羅漢」と呼ぶようになりました。
ほほえんでいる様な、羅漢様。
深い表情の、羅漢様。
祈りの羅漢様。
千二百の羅漢様。
それぞれ、様々な表情をされています。
愛宕念仏寺。
青いもみじの中、静かな時が流れています。
《愛宕念仏寺》
〇〒616-8439 京都市右京区嵯峨鳥居本深谷町2-5
〇拝観時間 8:00~17:00 休日:無し
〇拝観料 300円
〇交通 京都バス 愛宕寺前(おたぎでらまえ)バス停から徒歩スグ