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水無月の南禅寺を歩く。

Akio

Akio

京都特派員

更新日
2014年6月3日
公開日
2014年6月3日
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六月ですね。六月の別名は、水無月。

この他にも、風待月・・水月・・涼暮月・・松風月・・・など

風情のある名が並んでいます。

ここの所の京都の気温は、36℃。暑い日が続いています。

早朝の南禅寺。

参道左手の句碑。

「この門を 入れば涼風 おのづから」

緑の中、涼しい風が吹いてくる感じがしました。

重要文化財の三門です。

三門とは、山門とも表されますが、仏道修行で悟りに至る為に

透過しなければならない三つの関門を表す、空、無相、無作の

三解脱門を略した呼称だそうです。

南禅寺の三門は別名「天下竜門」とも呼ばれます。

開創当時のものは文安四年の火災で焼失しました。

現在の三門は寛永5年(1628)藤堂高虎が大阪夏の陣に倒れた家来を

弔うために再建したもので、禅宗様式で建てられた圧倒的な存在感です。

また歌舞伎「楼門五三桐」の石川五右衛門の伝説でも有名な三門です。

南禅寺は、季節を問わず、沢山の人が観光に

来られています。

朝の境内には、静かな時間が流れています。

木々の中を歩いていると、暑さも忘れました。

本坊に入りました。

本坊からは涼しげな景色が見えました。

天体の軌道を表す様な、石庭の世界に

見入ってしまいます。

こちらは、南禅寺境内を横切る赤煉瓦の「水路閣」。

琵琶湖疎水を上部に流す陸橋で、古代ローマ風の建築様式。

ひなびた色合いが南禅寺の古めかしさに馴染む、

人気のスポットです。

六月初めの南禅寺。

天気予報では九州北部・南部が、2日に梅雨入りしています。

いよいよ、これから梅雨の季節がやって来ます。

南禅寺の青いもみじも、これからの雨に洗われて、

より美しい色になる季節です。

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