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参道に枝垂れる青もみじが綺麗。二尊院。

Akio

Akio

京都特派員

更新日
2014年5月28日
公開日
2014年5月28日
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嵐山から愛宕街道を上って、二尊院。

ここも、もみじの名所。

秋は「紅葉の馬場」で有名な二尊院ですが、今の季節は、

瑞々しい青いもみじの世界が広がっています。

二尊院は小倉山山麓にたたずむ天台宗のお寺。

承和年間(834~847)に嵯峨天皇の勅願により慈覚大師円仁によって

開かれました。その後衰退しましたが、鎌倉時代に法然上人らにより再興されました。

人が誕生して人生の旅路に出発する際に現れる「発遣の釈迦」様、

そして人が、その寿命を閉じる時に、極楽浄土より迎えにくる「来迎の阿弥陀」様と、

二体の本尊が祀られています。

五月の光を受けた、もみじが綺麗です。

京都の、もみじは葉が小さくて、赤ちゃんの手のひらサイズとも言われます。

京都では十数種類ほどのカエデが自生していますが、

最も代表的なのがイロハカエデ。

特に高雄に多いそうで、別名タカオカエデとも言われます。イロハカエデは

カエデ属で最も小さく、長さ、幅ともに約3-5センチほど。

門の向こう、イロハカエデの枝垂れる境内が見えました。

二尊院は、2012年の秋、そうだ京都行こうで紹介されていました。

言葉は、

「紅葉は、旅の入り口にすぎませんでした。」

ポスターの言葉は、

「ここは嵯峨嵐山の小倉山、東麓。総門をくぐると「紅葉の馬場」と

呼ばれる参道がまっすぐにのび、さらに白壁から覗く真っ赤な紅葉が

その先の境内へと導いてくれます。

本堂に安置される本尊は二体。二尊院の名の由来です。

「発遣の釈迦如来」と「阿弥陀如来」。

この二尊により現世と来世の安寧を得られます。」

と 綴られていました。

小倉山を詠った句

『小倉山 峰のもみぢ葉 心あらば 今ひとたびの みゆき待たなむ』

『奥山に紅葉踏み分け鳴く鹿の 声聞く時ぞ秋は悲しき』

五月末、青もみじの二尊院。

静かな時が流れています。

《二尊院》

◎〒616-8425 京都市右京区嵯峨二尊院門前長神町27

◎ アクセス

京都駅から京都市営バス28号系統「嵯峨釈迦堂前」下車。

京福電鉄嵐山駅から徒歩30分。

◎ 駐車場 自家用車15台 無料

◎ 拝観料 500円

◎ 拝観時間 9:00~16:30

※ 「そうだ 京都、行こう。」からの言葉、お借りしています。

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