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風俗博物館で拝見した、源氏物語の続きです。
源氏22歳の秋、正妻・葵上は夕霧を出産した後、亡くなってしまいます。
場面は「服喪」。
源氏の衣装も、喪に服した色。
襖絵も几帳も、悲しみを表す色の無い世界。
続いての舞台は、平安の日常が再現されていました。
琴を奏でている所。
平安時代、長い胴に水平に糸を張った弦楽器を
総称して「こと」と呼んだそうです。
きっと、雅な音を奏でていたのでしょうね。
こちらは、琵琶を入れる袋ですね。
この時代の、衣装や生地に見られる模様は、格調高い有職文様。
風俗博物館。とても見応えのある世界でした。
繊細な表情の人形さん。十二単や法衣・仏具・調度品や建物など
伝統工芸の町、京都ならではの職人技が随所に見られました。
衣装デザインでは、時代考証のしっかりとしたモノ作りに感激致しました。
博物館では、年に二回、舞台が模様替えされるそうです。
次回の舞台が楽しみです。
《風俗博物館》
〇所 京都市下京区西中筋六条下住吉42(井筒法衣店5階)
〇時間 9時00分~17時00分 (日曜・祝日はお休み) 500円。
〇アクセス JR京都駅から市バス9番、西本願寺前下車徒歩約3分
阪急電車・四条大宮駅から市バス28番、西本願寺前下車すぐ
地下鉄烏丸線五条駅下車 徒歩約15分