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雪の日、京都市内から八瀬・大原に向いました。
大原に行く道は、福井県小浜市に続く若狭街道。別名(鯖街道)。
市内から大原に入ると雪の多さに驚きます。
三千院近くの念仏寺には、沢山のお地蔵様がおられます。
お地蔵様も、雪の中。
三千院前には、土産物店が並んでいます。
お店の前には、暖かい火鉢。
大原のこの辺りは、三千院をはじめとして
静かな佇まいの寺院が並んでいます。
この日の、行き先は宝泉院。
律川に架かる無明橋を渡って、宝泉院に向いました。
大原には、この日、観光の人も少なく
静かな世界に雪が舞っていました。
雪道を歩いて、宝泉院に入りました。
凛と冷え込んだ気温の中、美しい世界が広がっています。
宝泉院は、隣の勝林院の塔中寺院で、かつては修行僧が住む場所でした。
長い歴史の中では、無住寺の時も長く、荒れた庭に
堂々と五葉の松が立っていたそうです。
その景色を、明治~昭和期の詩人 高浜虚子は、
「大原や 無住の寺の 五葉の松」と、詠んでいます。
宝泉院は、1999年・夏・JR東海「そうだ、京都行こう」の中で、
紹介されていました。
ポスターの言葉は・・・・・・・
「三千院。実行院などの寺院を訪ね歩く道のつきあたりに、ひっそりと
姿を現します。柱を額縁に見立てた額縁庭園で、ゆっくりと
目と耳を遊ばせて下さい。
鮮やかな緑と樹齢七百年の五葉松。縁側で頂く御抹茶と和菓子。
この庭園の名は、盤垣園(ばんかんえん)「立ち去りがたい」と言う
意味だそうです。
京都市営・京都バス大原下車徒歩10分。
この辺り、畑や茅葺屋根も残るまさに「大原の里」です。」
・・・・・・と綴られていました。
書院の間、左手には詩人・高浜虚子が詠んだ見事な五葉松。
書院の間、正面は楓と竹林。
竹林後方には、大原の山々。
これぞ・・・・額縁庭園と言う眺め。
大原・宝泉院。
晩秋の日の書院からは、美しい錦秋景色が見えました。
今はモノトーンの、白い世界が広がっています。
※「そうだ、京都行こう」の言葉、お借りしています。