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北区鷹ヶ峰の光悦寺。鷹ヶ峰は、市内でも高い所にあり朝晩は冷え込みます。
かつて鷹ヶ峰街道は交通の要所で、京都から周山を通り美山町・小浜市へ
抜ける街道でした。明治19年より、交通は福王寺から栂尾を通るルートになり、
鷹ヶ峰街道は幹線道から外れたそうです。
光悦寺と言いますと、入り口からのもみじのトンネルが美しいです。
光悦寺は、江戸時代に本阿弥光悦(ほんあみ こうえつ)が、徳川家康より
鷹峯の地を寄進され、光悦が亡くなった後に 日蓮宗の寺院となっています。
本阿弥 光悦は、書家、陶芸家、漆芸、茶の湯などに名を残す
江戸時代の素晴らしい芸術家でした。
今の時代で言うとデザイナー。総合プロデューサーに例えられるでしょうか。
光悦は、鷹峯のこの地に芸術村(光悦村)を築いた事でも知られています。
俵屋宗達、尾形光琳と共に、日本の素晴らしいデザインの形・・・
『琳派』の創始者として、芸術文化に大きな功績を残されています。
光悦寺には大正時代に建てられた茶室が7つあり、茶室と紅葉の組み合わせは
趣があります。
鷹峰三山(鷹ヶ峰、鷲ヶ峰、天ヶ峰)が見えます。
鷹峰三山の山は、花札模様のぼうず山のモデルとも 言われます。
美しい垣根は、光悦垣。
光悦垣は、牛の背の様なラインが特徴です。
垣根の組み方は 菱型組みです。
朝日の中、もみじは鮮やかな色を放っています。
◎光悦寺
○住所 〒603-8466 京都市北区鷹峯光悦町29
○アクセス 二条駅から京都市営バス6号系統「鷹峯源光庵前」下車
○駐車場 自家用車15台分 (紅葉時は有料)
○拝観料 300円
○拝観時間8:00~17:00
鷹ヶ峰・光悦寺の紅葉。見頃を迎えています。