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京都御苑にある京都迎賓館に行って来ました。
迎賓館は、外国の元首や首相などの賓客に対して、宿泊その他の接遇を行うために
設けられた国の迎賓施設です。
迎賓館参観申し込みは、六月に内閣府ホームページに申し込んでいました。
迎賓館の一般公開は年に一回のみ。しかも希望者多く抽選です。
以前から、行きたかった京都迎賓館。
8月27日・12.30分、所持品検査や金属探知機の検査を受け、
カメラ以外は全てロッカーに入れてから、迎賓館の建物の中に入って行きました。
「正面玄関」を入った所の、屏風と生花が迎えてくれました。
「夕映の間」。
壁面に広がる西陣綴れ織・・・・・「愛宕夕照」。
手前を流れる桂川。愛宕山が夕陽に照らされています。
「夕映の間」
北壁の西陣綴れ織・「比叡月映」
廊下の窓越しに見る庭園
中央に池を配置して、その周りに建物がある構成。
2005年。京都迎賓館に滞在したブッシュ米国大統領は、政策スピーチの冒頭で
京都迎賓館の建物の素晴らしさを語られていました。
「藤の間」の緞帳(西陣綴れ織)。
日本の美しい花々が、浮かび上がっています。
緞帳は、縦3.1m・横16.6m。
「藤の間」は、洋食の晩餐会が行われる部屋。
和紙格子で作られている「光天井」。
晩餐室の舞台扉に施された截金(きりかね)のアップ。
金箔やプラチナ箔を細く切り出して、
それを板に貼り付けた素晴らしいデザインです。
庭園の景色。
京都市内だと言うのに・・・中庭からは緑と夏の空しか見えません。
ビルも見えなければ、車の音も聞こえません。
舟泊まり。
池には和舟が用意されています。
有職織という、平安時代以来、公家の生活に用いられた
公家様式の絹織物でできた装束。
十二単のいちばん上に羽織るものです。
大広間「桐の間」。
漆塗りの机(12m)が素晴らしいです。天井板も見事。
京都迎賓館。
素晴らしい建築と、伝統工芸を拝見して来ました。