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京都府庁です。
京都府庁は、御所の西に位置していて1904年(明治37年)に建てられています。
旧本館の建築法はネオ・ルネサンス様式と言うそうで
現役の官庁建築としては、日本最古の建物です。
桜の期間、一般公開(観桜会)が行われています。
◎所 京都府庁旧本館 京都市上京区下立売通新町西入京都府庁内
◎日時 3/20(水・祝)~4/7(日) 10:00~17:00 ※3/25(日)は~19時
◎アクセス 市営地下鉄 烏丸線「丸太町駅」下車、徒歩10分
◎入館料 無料
◎駐車場 駐車スペースには限りがありますので、公共の交通機関をご利用ください。
旧本館の、中庭で咲く桜。
ひときわ美しい姿が見えました。
ここに咲く桜は「祇園枝垂れ桜」の孫にあたる枝垂れ桜。
名は、「容保桜(かたもりざくら)」。
京都府庁の地には、かつて京都守護職上屋敷が建っていました。
桜は、京都守護職・松平容保公の名をとって 容保桜と命名されています。
お昼時間でしたから、桜の前はランチタイムでした。
松平容保公と言いますと会津藩の第九代藩主。
幕末の京都は、尊皇攘夷の風の中・・・「天誅」と称して過激な行為が繰り返され
治安は悪化の一途を辿っていました。
江戸幕府は 従来の京都所司代と京都町奉行に加え、新たに京都守護職を置き
役職には 会津藩主 松平容保公が任命されました。
会津から約千名の藩士が来られ治安活動に勤められ 駐留藩士の本陣は、
左京区くろ谷・金戒光明寺でした。
しかし時の流れは、幕府にはなく 日本の夜明け前の
嵐の中に、守護職の会津藩からは、多大な犠牲が出ています。
会津と言いますと、八重の桜の新島八重さん。
府庁旧本館内では大河ドラマ「八重の桜」の巡回展も行われていました。
京都府庁の桜。
遠くて近い歴史を思いました。
京都守護職上屋敷跡に咲く容保桜でした。