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化野(あだしの)念仏寺です。
嵯峨野の奥、愛宕街道を鳥居本まで上って行く 手前にあります。
「化野」は(あだしの)と読みます。
(あだし)とは はかない・・むなしい・・と言う無常の心が表されているそうです。
化野念仏寺 京都市右京区嵯峨鳥居本化野町
◎参拝 500円
◎アクセス 京都バス72系統で「鳥居本」下車 徒歩3分
嵐山渡月橋から徒歩 20~30分
苔の上、散りもみじが美しいです。
「うらを見せ おもてを見せて 散るもみぢ 」 良寛
そんな句を思いました。
徒然草には
「あだし野の 露消ゆる時なく、鳥部山の煙立ち去らでのみ住み果つる習ひならば、
いかにもののあはれもなからん。世は定めなきこそ いみじけれ。」
と 詠まれていました。
紅葉の中、沢山の石仏が見えます。
ここは、「西院の河原」と 呼ばれています。
夏の終わりの日に行われた「千灯供養」では、蝋燭の灯りの中に
約八千体の石塔と
石仏が 浮かび上がっていました。
黄色いもみじ 赤いもみじ 色とりどりの紅葉が鮮やかです。
紅葉の中、夕暮れが迫っていました。
晩秋の、化野念仏寺。
美しくて、深い色合いの紅葉が広がっています。