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早朝の東山「八坂の塔」(法観寺)の周りを散策して来ました。
東大路通りから八坂通を入ると、46mの塔が現れます。石畳に見える姿は格別です。
一枚目は 朝日が前から昇って来て 逆光になりました。
少し道を上がり 太陽を背にすると、青空と塔が写りました。
提灯の間に 『くくり猿』が見えます。
『くくり猿』は、五匹の赤い縫いぐるみの猿が、吊るされています。
「五猿(ごえん)」に「ご縁」を掛けた、八坂通りのシンボルです。
八坂の塔の歴史は古く、飛鳥時代に聖徳太子が建てた、日本最初の五重塔と言われています。
その後、八坂の塔は 戦いや落雷で三度焼失。
現在の塔は、室町将軍の足利義教によって1440年に再建され 今日に至っています。
江戸時代初期には、観光の名所だったらしく、当時の名所案内には絵入りで
紹介されていたそうです。
時が進み 幕末の頃、坂本龍馬さんや 新撰組の人達は この塔を
見上げながら 東山界隈を 駆け抜けていたのでしょうね。
正法寺に続く坂道。 「龍馬坂」から見える八坂の塔です。
秋晴れの朝の、八坂の塔でした。