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1月20日は、サンセバスチャンの日。
市民にとって一番大切なLa Tamborradaタンボラーダと呼ばれるお祭りの日です。
1月20日の午前0時(19日の深夜)に
旧市街のPlaza de la Constitución(憲法広場)で開会宣言が行われ、
そこから24時間、200組近くのグループが太鼓を叩きながら街を行進します!
そのグループは、美食クラブや学校、音楽・スポーツの仲間などで構成されていて
コックと水汲み女子の格好をしたグループはBarril樽を叩き、
ナポレオン軍兵士の格好をしたグループはTambor太鼓を叩きます。
これはその昔、
サンセバスチャンがフランス・ナポレオン軍に侵略されていた頃、
旧市街の水汲み場に水を汲みに来ていたコックたちが、軍人の行進をからかって
樽を叩いて真似をしていたのを再現しているそうです。
開会式でLa Marcha de San Sebastiánという曲に合わせてみんなで太鼓を叩き始めると、
泣いてしまう人が沢山いるんです。
市民のサンセバスチャンへの愛を感じる素敵な瞬間です。
昼間の子供達の行進もとても可愛いですし、
まるでおとぎ話の世界に入り込んだような気分になる、私の大好きなお祭りです。
1月20日にバスクにいらっしゃる方は、
絶対にサンセバスチャンに足を運んでいただきたいです。
たまたま19日の夜、サンセバスチャン滞在で
ゆっくり休みたい方は、耳栓をお忘れなく!