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サンセバスチャンの日は、24時間太鼓を叩くお祭り! ~La Tamborrada~

黒田 カナエ

黒田 カナエ

スペイン特派員

更新日
2014年1月15日
公開日
2014年1月15日
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1月20日は、サンセバスチャンの日。

市民にとって一番大切なLa Tamborradaタンボラーダと呼ばれるお祭りの日です。

1月20日の午前0時(19日の深夜)に

旧市街のPlaza de la Constitución(憲法広場)で開会宣言が行われ、

そこから24時間、200組近くのグループが太鼓を叩きながら街を行進します!

そのグループは、美食クラブや学校、音楽・スポーツの仲間などで構成されていて

コックと水汲み女子の格好をしたグループはBarril樽を叩き、

ナポレオン軍兵士の格好をしたグループはTambor太鼓を叩きます。

これはその昔、

サンセバスチャンがフランス・ナポレオン軍に侵略されていた頃、

旧市街の水汲み場に水を汲みに来ていたコックたちが、軍人の行進をからかって

樽を叩いて真似をしていたのを再現しているそうです。

開会式でLa Marcha de San Sebastiánという曲に合わせてみんなで太鼓を叩き始めると、

泣いてしまう人が沢山いるんです。

市民のサンセバスチャンへの愛を感じる素敵な瞬間です。

昼間の子供達の行進もとても可愛いですし、

まるでおとぎ話の世界に入り込んだような気分になる、私の大好きなお祭りです。

1月20日にバスクにいらっしゃる方は、

絶対にサンセバスチャンに足を運んでいただきたいです。

たまたま19日の夜、サンセバスチャン滞在で

ゆっくり休みたい方は、耳栓をお忘れなく!

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