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今日から聖週間(セマナ・サンタ)です。聖週間とは、キリストのエルサレム入城から始まる受難の
1週間を記念するカトリック教会の行事で、終わった翌日からは復活祭(パスクワ)が始まります。
聖週間の間は、スペインのいたるところでキリストや聖母の聖像をのせた山車(パソ)が信徒や楽隊を
引き連れて、町を練り歩きます。これはプロセシオン(宗教行列)と呼ばれ、もっとも有名なのは
アンダルシア地方の聖週間。特にセビージャやマラガ、グラナダには世界中から観光客が訪れるほどです。
私はキリスト教徒ではありませんが、毎年プロセシオンを見るのを楽しみにしています。
もちろんバレンシア市や近隣の町でもプロセシオンが出ます。もっとも盛大に祝うのは、バレンシア市内の
海岸地区カバニャルです。ここでは聖週間が始まる1週間ほど前から、プロセシオンが始まります。
プログラムはこちらをご覧ください(スペイン語のみ)。
オススメは聖金曜日。約30の信徒団が総出のプロセシオンがあるのです。プロセシオンは18:30に
ロス・アンへレス聖母教会(Parroquia de Nuestra Señora de los Ángeles)を出発し、ロサリオの
聖母教会(Parroquia de Nuestra Señora del Rosario)までのルートをゆっくりと進んでいきます。
ルートを記した地図はプログラムをご覧ください。
私は去年、出発地近くのナランホス大通り(Avenida de los Naranjos)脇で見物していましたが、
先頭から最後尾まで見るのに、4時間以上かかりました。なんでも最後尾が終点に着くのは夜中の
1時をまわった頃だとか。
私が見物していた辺りはかなりの人出でしたが、帰りに終点に近いインヘニエロ・マヌエル・ソト大通り
(Avenida del Ingeniero Manuel Soto)を車で通った時は人出はまばらだったので、あの辺りは
見やすいと思います。港の近くで、トランビアのGrau – Canyamelar駅とプエルト大通り(Avenida del
Puerto)の間にある通りです。
このカバニャル地区の聖週間が有名なことは、地元に聖週間博物館があることからもうかがえます。
18日の聖金曜日にバレンシアにいらっしゃる方は、ぜひ見に行ってみてくださいね。
カバニャル地区の聖週間公式サイトはこちら。
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