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はじめまして。この度縁あってバレンシア特派員を務めさせていただくことになった田川敬子です。
バレンシア在住歴は10年目になります。どうぞよろしくお願いします。
スペイン第三の都市にも関わらず、日本人観光客には今ひとつマイナーなバレンシア。
特派員ブログがきっかけでバレンシアを訪れる方が現れると嬉しいです。
さて、初回の今日はバレンシアの魅力を簡単にまとめてお伝えしたいと思います。
バレンシアといえばなんといっても火祭り。スペインの三大祭りに数えられるお祭りで、
毎年3月15日に町のあちこちに飾られる大小600を超えるオブジェが、
19日の夜に一斉に燃やされることで有名です。3月になるとすぐに市役所広場で毎日14時に
爆竹ショーが開催されるほか、闘牛の連続興業や花火、民族衣装をまとった人々のパレード、
コンサート等々、町じゅうがお祭り一色!! バレンシアがもっとも華やぐ時期です。
また、1996年に世界遺産に登録されたラ・ロンハや大聖堂、8000m2の面積を誇る中央市場、
陶器の町ならではの陶器美術館、世界的に有名なバレンシア出身の建築家カラトラバが手がけた
建築物がすばらしい芸術科学都市などの観光名所にも欠きません。
なんと大聖堂には、キリストが最後の晩餐で使った聖杯があるんですよ。ローマ法王のお墨付きです。
スペイン料理の代表格であるパエリアはバレンシアの郷土料理。スペイン一の米所でもあるので、
お米料理の種類がとにかく豊富です。市内から車で15分ほどでアルブフェラ湖を抱く国立公園があり、
湖畔にある小さなエル・パルマル村にはパエリアを食べさせるレストランが何十軒も並んでいます。
郊外に広がるオレンジ畑や青い地中海のビーチもバレンシア自慢の風景です。
そして比較的治安がよく、長期滞在者にとっては物価が安いことも魅力のひとつ。
次回からは毎回テーマを絞ってバレンシアの魅力をお届けしていきたいと思います。乞うご期待!