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今回は、札幌市民もあまり訪れたことがないかもしれない意外な穴場スポットを紹介します。
大通公園の西端、大通西13丁目にある「札幌市資料館」です。
建物は、1926年(大正15年)建造の旧・札幌控訴院(現・札幌高等裁判所)で、国の登録有形文化財です。
レンガや札幌軟石を使った外観や建物内部など、近代建築を見ることができます。
そのほかにも見どころは満載!
1階・刑事法廷展示室。
大正時代の椅子・机を復元して展示しています。
なんと法服のレプリカを着て記念撮影ができるそうです。
オススメのひとつ「おおば比呂司記念室」。
札幌出身のおおば比呂司氏は、銘菓「わかさいも」のパッケージや広報誌「ほっかいどう」の表紙絵などでよく知られ、北海道では特に馴染み深い漫画家・画家です。
おおば比呂司記念室のギャラリーは200点もの原画を所蔵し、一部を常時展示しています。
とても見ごたえがあるギャラリーです!
写真↑は展示室の一部で、おおば比呂司氏の書斎を再現しています。
おおば比呂司氏の絵葉書やオリジナルグッズ、ちょっとした北海道土産も販売しており、ここも必見!
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そして2階へ。
ゆるやかな曲線の階段やステンドグラスは、何度見ても飽きない美しさです。
1階エントランスの上、階段を上がって正面にある「大通交流ギャラリー」(旧応接室)から↑。
2階の「遠友夜学校記念室」。
新渡戸稲造が創設した私立夜学校について、さらに教室が再現され、北海道の歴史の一端を見ることができます。
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最後に、ふたつ目のオススメ、ミニギャラリー。
6室あるミニギャラリーは広く一般に貸し出され、絵画展・写真展・工芸品展などを随時開催。
この日は水彩画・写真展ほかがあり、そのなかの「バティック展」を訪問してみました。
札幌出身、インドネシア・バリ島在住のバティックアーティスト、麻生クミ氏の作品展(~4/13)です。
初めて見る本格的なバティック(ろうけつ染め)にすっかり魅了されました!
思いがけない作品に遭遇することも、ここを訪れる楽しみのひとつです。
2014年、7/19~9/28の期間、「札幌国際芸術祭2014」が開催されます。
札幌市資料館の施設の一部も活用室(2014.4.10時点詳細未定)になるそうです。
意外な楽しみがある札幌市資料館。
大通公園へ行ったら、また札幌国際芸術祭のときなど、ぜひ足を運んでみてください。
【札幌市資料館】
札幌市中央区大通西13丁目
TEL: 011-251-0731
開館時間: 9:00~19:00(入館無料)
休館日: 毎週月曜日・年末年始(月曜が祝日の場合火曜日休館)
http://www.s-shiryokan.jp/
アクセス: 地下鉄東西線「西11丁目駅」1番出口より西へ徒歩約5分