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札幌の「ササラ電車」、吹雪に活躍

市之宮 直子

市之宮 直子

北海道特派員

更新日
2014年1月7日
公開日
2014年1月7日
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札幌の中心部を走る路面電車は、真冬でも市民の足として活躍します。

雪が多い札幌でも路面電車が走行できるのは、この「ササラ電車」のおかげです。

2014年の札幌のお正月は、大雪とともに始まりました。

そのおかげで、ササラ電車を見ることができました。

ササラ電車は、いわゆる路面電車のための除雪車です。

札幌の冬の風物詩でもあり、毎年11月下旬から12月上旬にササラ電車が始動すると、テレビのニュースなどでも取り上げられます。

「ササラ電車」は、その名の通り電車の前後に竹のササラがついており、それが回転して雪を掃き飛ばします。

ササラは東北産の真竹製で、車両の前後それぞれ400束、一両に800束もササラがついているそうです。

この写真↑部分で400束。

おまけの2013年5月に導入された新型低床車両です。

これまでのちょっとレトロなグリーンの車両とはイメージがガラリと変わり、ヨーロッパのトラムを思わせるようなデザインです。

ササラ電車は、降った雪が固ってレールを埋めてしまう前、新雪のうちに掃き飛ばします。

札幌中心部を歩いているとき雪がしんしんと降っていたら、ササラ電車を探してみてください。

新雪を蹴散らす勇姿を見られるかもしれません。

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