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札幌の中心部を走る路面電車は、真冬でも市民の足として活躍します。
雪が多い札幌でも路面電車が走行できるのは、この「ササラ電車」のおかげです。
2014年の札幌のお正月は、大雪とともに始まりました。
そのおかげで、ササラ電車を見ることができました。
ササラ電車は、いわゆる路面電車のための除雪車です。
札幌の冬の風物詩でもあり、毎年11月下旬から12月上旬にササラ電車が始動すると、テレビのニュースなどでも取り上げられます。
「ササラ電車」は、その名の通り電車の前後に竹のササラがついており、それが回転して雪を掃き飛ばします。
ササラは東北産の真竹製で、車両の前後それぞれ400束、一両に800束もササラがついているそうです。
この写真↑部分で400束。
おまけの2013年5月に導入された新型低床車両です。
これまでのちょっとレトロなグリーンの車両とはイメージがガラリと変わり、ヨーロッパのトラムを思わせるようなデザインです。
ササラ電車は、降った雪が固ってレールを埋めてしまう前、新雪のうちに掃き飛ばします。
札幌中心部を歩いているとき雪がしんしんと降っていたら、ササラ電車を探してみてください。
新雪を蹴散らす勇姿を見られるかもしれません。