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札幌の都心部から車で北東へ約40分のところにある石狩郡当別町。
札幌の西、小樽市中心部へ行く所要時間と変わらない時間で行ける当別町を散策しました。
当別町は人口17,675人(2013年11月現在)、仙台藩士族によって開拓された町で、スウェーデンのレクサンド市と姉妹提携、交流が盛んな町です。
札幌や小樽などのメジャーな観光地から一歩進んだディープな北海道の小旅行に乞うご期待!
こちらは「当別町立弁華別(べんけべつ)小学校」。
北海道最古の現役木造校舎として知られる小学校です。
よく見ると、トタンが屋根だけではなく木でできた壁にも一部使われており、北海道ならではの興味深い建築です。
今年2013年は121周年だそうです。
木造校舎を見ていると、冬の厳しい気候に耐え、よくぞ121年もがんばってくれました!と思わず感慨深くなりました。
関係者ではないので中には入れませんが、弁華別小学校には昭和2年に日本全国の小学校などに贈られた「青い目の人形」(アメリカ人形)があるそうです。
歴史ある小学校、いつまでも続いて欲しいです。
校門の上に落ちていた銀杏。
【当別町立弁華別小学校】
北海道石狩郡当別町弁華別243番地
アクセス: ふれあいバス「弁華別郵便局前」停留所すぐ
こちらはJR石狩当別駅南口前にある「ふれあい倉庫」といいます。
ふれあい倉庫は農業用だった「6号倉庫」を改築した建物で、農業が盛んな当別町の農産物・特産品を販売しています。
(写真は鉄筋補強された木骨の天井。)
その一角に「スウェーデン・レクサンド式パン工房」があります。
レクサンド市の職人さんが設置したパン焼き釜で焼いたパンは、ふれあい倉庫で販売。
スウェーデン式のパンをはじめ、日によって異なるパンを焼いています。
この日のパンは、当別産小麦を使ったもっちもちのフォカッチャ。
(曜日によっては焼いていない日もあります。)
【ふれあい倉庫・レクサンド式パン工房】
北海道石狩郡当別町錦町294-4
TEL: 0133-27-6600
営業日: 4月~10月 9:00~18:00
11月~3月 10:00~17:00
定休日: 月曜日(祝日の場合は翌日休業)・年末年始
アクセス: JR学園都市線「石狩当別駅」南口より徒歩1分
ここから、本町商店街をめぐります。
最近ではあまり見かけなくなったどこか懐かしさを感じる商店街。
思わず入ったお菓子屋さんでは、生クリームとカスタードのダブルクリームのシュークリームが美味!
金物屋さんには、北海道の冬の必需品、雪ハネ(雪かき)グッズが勢揃い。
どさんこ(北海道民)は、これらポリスコップ、スノーダンプ、スノープッシャーなどの雪ハネグッズを複数持っていて、雪質によって使い分けます(笑)。
酒屋さんでは当別産のお米を使った日本酒「雪梟」、薬屋さんの前ではレトロな看板発見。
もう1軒のお菓子屋さんでみつけたスウェーデン・ダーラナ地方の手工芸品「ダーラへスト」。
毎年レクサンド市から贈られるもののひとつだそう。
「蝦夷わらび餅」、オススメです。
【当別町・本町商店街】
北海道石狩郡当別町本町
アクセス: JR学園都市線「石狩当別駅」南口前から徒歩約10分圏内
本町商店街から当別神社(旧・阿蘇神社)へ。
神社の境内にあるイチイの木を目印として当別町の開拓が始まったことから、ここに阿蘇神社を奉遷したそうです。
境内には、聖徳太子を祭神とした「聖徳神社」もありました。
【当別神社(旧・阿蘇神社)・聖徳神社】
北海道石狩郡当別町元町51-12
TEL: 0133-23-2546
アクセス: JR学園都市線「石狩当別駅」南口より徒歩約10分
最後は「伊達邸別館」。
士族、伊達邦直が明治4年より開拓を始めた当別町。
名士が来たときの宿泊施設として、また会議等を行うために明治13年に建てられました。
すぐそばの神社やイチイの古木、記念樹とあわせて見ると、北海道開拓時代が一層偲ばれます。
【伊達邸別館】
北海道石狩郡当別町元町105
アクセス: JR学園都市線「石狩当別駅」南口より徒歩約10分
JR石狩当別駅から徒歩10分圏内でも見所いろいろです。
商店街をのんびり歩きながら、おいしいもの探しや写真撮影はいかがですか~。
【北海道当別町へのアクセス】
自動車: ☆国道275号で約40分(北1条雁来通を道なりに40分)
☆国道337号から国道275号を通り約40分
電 車: ☆JR札幌駅より学園都市線で「JR石狩当別駅」まで約40分