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一般人の写真撮影が公認された「ナショナル​・ギャラリー」&その注意事項

小野 雅子

小野 雅子

イギリス特派員

更新日
2015年4月15日
公開日
2015年4月15日
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ネルソン提督の像を護るように配置された4頭のライオンが、子供や若者たちにモテモテのトラファルガー広場。噴水や階段のそばで一休みしている人々も多い人気のスポットです。

その広場を臨む「ナショナル・ギャラリー」は、ロンドン観光中に一度は入っておきたい美術館じゃないでしょうか?

13世紀~19世紀を中心に2,300点以上の西欧絵画を所有する、ロンドンを代表する「ナショナル・ギャラリー」。昨2014年の夏からは、一般入場者の写真撮影を許可すると公表した事でも話題になりました。

近年は特に急増の一途をたどるスマート・フォン利用者が、写真を撮っているのか展示物に関してインターネットで調べているのか係員には識別しづらいので、もうこの際お手上げ状態!というのが要因と報じられています。尚それに伴いカメラ等での撮影も、一般客であればOKという方針に変わったんですよ。

それに来場者たちが撮った写真はソーシャル・メディアにアップされる事が多いので、美術館にとっても宣伝効果を認めるようになった、という実情もあるそうです。

ただ例外はありますので、以下に主な注意事項を挙げておきますね。

①フラッシュや三脚の使用は禁止

②他の鑑賞者の邪魔をしないよう配慮する

③一般展示ではなく特別展の中は撮影禁止

④プロの商業的な撮影には事前の許可が必要

特に③ですが、一般展示の作品は同館が所有しているから撮影を許可できるけれど、特別展の場合は他所から借りてくる作品が多い=著作権を同館が所有していない、というのが最大の理由。

この撮影ポリシーは系列の「ナショナル・ポートレート・ギャラリー」や「テート美術館」でも適用されるようになりましたが、中には保存上または現存する作家著作権の理由などで禁止する作品もあり、その際にはカメラにバッテン印の表示を掲げて注意を喚起しています。

ミュージアム・ショップも充実しているから、お土産探しも楽しみ。膨大な数の作品を全て観れなくて残念だったなぁ~なんて方には、日本語のガイド本で後日ゆっくり反芻するのも良いですよね。

広~い館内にはレストラン、カフェ、エスプレッソ・バーもあります。こちらは、エスプレッソ・バー。

と言ってもエスプレッソだけでなく色んなコーヒー、紅茶やソフトドリンク、それにお菓子やサンドウィッチも扱っています。私はその日、バナナ・ローフを頂きましたよ♪

途中でお休憩しながら、ゆっくり時間をかけて楽しんでくださいね!

The National Gallery,

Trafalgar Square,

London, WC2N 5DN

Tel +44 (0)20 7747 2885

http://www.nationalgallery.org.uk/

入場無料

開館時間

土~木 10am – 6pm

金 10am – 9pm

休館日

1月1日、12月24・25・26日

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