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日本人でも好き嫌いが分かれる納豆。癖のある日本食材の代名詞ですが、じつはそんな納豆に魅せられ、フランスで納豆作りをしているビラット夫妻というフランス人がいます。
場所は南仏マルセイユとニースの中間に位置するドラギニャン。ここで夫妻は、遺伝子組換えでない有機フランス産大豆を使った、「ドラゴン納豆」という納豆を作っています。
納豆はホームページからオーダーを受けて生産・発送する注文生産方式です。注文は最低3パック(1パック150グラム4.33ユーロ)から。そこに送料6ユーロが加わります。支払いは小切手か銀行振込。配送先の国名リストを見る限りでは、フランス国内以外(私はフランス国外から注文したことがありませんが)のEU圏内や、日本にも届けてくれるみたいです。
肝心の味はというと……おいしいです! 納豆らしさを削って食べやすくした納豆ではなく、正統派の納豆で、納豆好きに納得できる味に仕上がっています。小口の注文生産であるため、単価は日本食材店で売られている日本から冷凍輸入された納豆より高いですが、味はドラゴン納豆の方が上だと個人的には思います。
ドラゴン納豆のホームページでは、フランス人向けにフランス語で納豆スパゲッティ、納豆カナペなど、納豆を使ったレシピも紹介しています。観光でフランスへ来て、わざわざ納豆を食べる人は少ないと思いますが、納豆好きで少し長くフランスに滞在される予定があるなら、一度注文しても面白いと思います。
(12月お題"ねばねばした食べ物")