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オホーツクの町、滝上町は「童話村」をテーマに
町づくりを展開しています。
つい最近まで満開に咲いていた芝ざくらが有名ですが、
町を流れる「渚滑川(しょこつがわ)」の渓谷は、
「錦仙峡」と呼ばれる美しい景勝地です。
渚滑川の流れと周りの緑、そして岩肌は、
奥入瀬渓流を思わせるようなたたずまいでもあります。
Kinsenkyo Valley of Shokotsu River in Takinoue-cho
その錦仙峡で、初夏の花の鑑賞とバードウォッチングを兼ね、
町の方がネイチャーガイドを務める
「たきのうえ流"あさの散歩"」に参加しました。
Notice of Early Morning Walk with Nature Guides
朝6時半に「ホテル渓谷」のロビーに集合。
約40分の「あさの散歩」です。
Narcissus Flycatcher in Kinsenkyo Valley
ホテル渓谷の目の前から、遊歩道に降りられます。
霧雨が降っていましたが、遊歩道を歩き始めると、
あちこちから、いろいろな鳥のさえずりが聴こえます。
するとすぐに、キビタキ発見!
バードウォッチングの達人がいち早くみつけて、
とまっている場所をおしえてくれます。
雨の中、鮮やかな紫の花が目に飛び込んできました。
Bladdernut
ミツバウツギ。
花に詳しいネイチャーガイドの方がおしえてくれます。
Hemerocllis Middendorffii
道東・オホーツクで見かける初夏の花。
濃い黄色が美しいゼンテイカです。
Empty Shell of Terpnosia Nigricosta
木の幹には「エゾハルゼミ」の抜け殻が。
そういえば、雨が降っていなかった前日は、
その鳴き声が響き渡っていました。
False Solomon's-seal
Polygonatum odoratum
ユキザサ(上)とオオアマドコロ(下)。
遊歩道の左右には、可憐な花がたくさん咲いていました。
Trillium Kamtschaticum that is producing seeds
運が良ければ…と楽しみにしていたオオバナノエンレイソウ。
残念ながら、花の時期はひと足早く、終わっていました。
来年に期待!
Asian Skunk Cabbage after its flower season
こちらは、花の時期が終わり、成長したミズバショウ。
初めて見た!と思っていましたが、
そういえば、釧路湿原でもこの姿をたくさん見たことがありました。
Aconitum Locyanum
Hemerocllis Middendorffii
緑の花はレイジンソウ。
そして、あちこちに咲く鮮やかなゼンテイカ。
Terpnosia Nigricosta
すると、エゾハルゼミの成虫にも遭遇!
雨で緑が濃くなったなか、白い花が浮き立って見えます。
花の名前は聞き忘れた上、調べましたがわかりませんでした…。
Shrike
遠くにとまる「モズ」。
Water Ouzel
カワガラスいました。
水しぶきをものともせず、キョロキョロしていました。
見ることはできませんでしたが、
野鳥の達人によると、終始聞こえていたさえずりは、
オオルリチョウだったそうです。
途中、雨が降ったりもしましたが、
ネイチャーガイドの方々のおかげで、
地元の方の話も聞けて、より楽しい散策になりした。
滝上町市街地、ホテルの目の前にある錦仙峡散策、
滝上町に行った際は、ぜひおすすめします。
紅葉の時期には、絶景を臨めるそうです。
なお、「たきのうえ流あさの散歩」は終了しましたが、
ネイチャーガイドについては、滝上町観光協会に
直接お問い合わせください。
【錦仙峡】
北海道紋別郡滝上町元町
滝上町観光協会TEL: 0158-29-2730
滝上町へのアクセス
・札幌駅より車で道央自動車道・旭川紋別道・国道273号経由、約240km(約3時間25分)
・札幌より高速バス(紋別行き)で最短約3時間30分
・旭川駅より車で道央自動車道・旭川紋別道・国道273号経由、約115km(約2時間)
・旭川より高速バス(紋別行き)で約2時間20分