• Facebook でシェア
  • X でシェア
  • LINE でシェア

「道産食材を使った京風会席」で北海道を上品に味わう~その2

市之宮 直子

市之宮 直子

北海道特派員

更新日
2015年12月5日
公開日
2015年12月5日
AD

先の投稿に続き、居酒屋「かけはし 北二条店」で開催された

「道産食材を使った京風会席」レポート第2弾です。

京都で修業した料理長が丁寧に作った

北海道産の食材を堪能しました。

Deep fried dish: soft roe and green perilla with brown rice

箸付八寸から始まり6品目となる「揚物」は、

雲子玄米と大葉玄米。

雲子とは北海道でいうタチ、

全国的にはマダラの白子です。

Umadashi (tasty dipping sauce) with spice for deep fried dish

タチや大葉の風味と玄米の香ばしさを

やさしい味の美味だしでいただきました。

Hashi ara, Japanese style light soup which literally means washing of chopsticks: steamed soy milk with hairy crib

「箸洗い」は、毛蟹豆乳蒸し。

Kuchiyogoshi (Small dish): taro root and dried herring, Hokkaido style of Imobo in Kyoto

「口汚し」:芋鰊。

京料理の「芋棒」を料理長が北海道風にアレンジしました。

芋棒は海老芋と棒鱈を使う京料理ですが、

北海道らしく鰊(身欠き鰊)と里芋で。

一見似ていると思える食材同士ですが、

身欠き鰊を米のとぎ汁で1週間かけて戻したり、

それぞれ味の強さや染み方が海老芋・棒鱈と異なる食材を

炊き方を加減したりと手間をかけて研究したそうです。

「芋鰊」、絶品でした。

一緒にいただいた日本酒は「奥鹿」。

個人的には料理と奥鹿の調和にも感動です。

Rice dish: rod-shaped sushi topped with mackerel from Kamoenai-cho

新鮮な驚き満載の食事会も

終わりに近づきました。

「食事」: 鯖寿司。

神恵内町産の鯖です。

この鯖は脂が少なめのため、

〆方を少し変えたそうです。

脂の甘みとご飯がするりと喉を過ぎるような

軽やかな鯖寿司でした。

Dessert: Beans from Toyako-cho and pumpkin paste

「水菓子」: 小豆あん南瓜汚し

小豆あんと洞爺湖町産南瓜のデザート。

最後まで驚きと発見の会席でした。

濃い味付けが多いといわれる北海道の料理ですが、

京風に仕立てると素材の味をより楽しめることを実感します。

今回、北海道産の「北の錦冬花火蔵月酵母」

「二世古きたしずく生もと」など

貴重な異なる日本酒を料理に合わせて飲む経験もしました。

紹介した料理は「かけはし北2条店」の

通常メニューではありませんが、

京都で修業した料理長が丁寧に作る道産食材の料理と

造り方にこだわった日本酒は、いつでもいただけます。

人気店なので、お店へ行く場合はぜひ予約を。

【活食・隠れ酒造 かけはし北二条店】

札幌市中央区北2条西2 マルホビル地下

TEL: 011-222-9984

営業時間: 17:00~24:00(L.O 23:30 / ドリンクL.O 23:30)

※土・日・祝日15~17時は10名以上の予約優先、詳細は要電話連絡。

定休日: 年末年始(12/31~1/4)・不定休

http://kakehashi.in/n2w2.html

アクセス

・地下鉄南北線「さっぽろ駅」より徒歩約5分

・地下鉄南北線「大通駅」より徒歩約5分

トップへ戻る

TOP