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大きな楠木と青蓮院の秋。

Akio

Akio

京都特派員

更新日
2014年9月30日
公開日
2014年9月30日
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東山の天台宗の寺院「青蓮院」。

山門にそびえる楠木からは大きな力を感じます。

寺院には、大きな楠木が五本あり推定樹齢は七百~八百年と言われています。

応仁の乱を越えて来た大きな楠木。空を覆う様に枝が伸びています。

青蓮院の歴史は非常に古く、伝教大師「最澄」教えの寺院です。

書院を入った所に見えた、最澄の言葉「一隅を照らす」の屏風。

「国宝とは何物ぞ、宝とは道心なり。

道心あるの人を名づけて国宝となす。

故に古人の言く、径寸十枚、是れ国宝に非ず。

一隅を照らす、此れ則ち国宝なり」

書院からは、庭園の秋景色が見えます。

こちらも一隅を照らすの言葉。

はい という素直な心

すみません という反省の心

お蔭様です という謙譲の心

させて頂きます という奉仕の心

ありがとうございます という感謝の心

良き心の灯で一隅を照らそう

書の掛け軸。

寒さが来れば暑さは去る。

秋に穫り入れ冬に蓄える・・・・・

庭園には竹林や

青もみじの景色が広がっています。

これからの気温で、木々の色も深まって行きます。

九月は今日がラストとなり明日からは10月ですね。

月日がとても早く感じます。

青蓮院の秋。

長い歴史を見て来た大きな楠木と共に、秋は静かに進んでいます。

《青蓮院》

○所 京都市東山区粟田口三条坊町69−1

○時間 9時00分~16時30分

○参拝料 500円

○アクセス 京都市営バス 5.27 系統で 神宮道下車徒歩2分。

地下鉄東西線 京阪京津線 東山駅下車 徒歩3分。

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