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東山の天台宗の寺院「青蓮院」。
山門にそびえる楠木からは大きな力を感じます。
寺院には、大きな楠木が五本あり推定樹齢は七百~八百年と言われています。
応仁の乱を越えて来た大きな楠木。空を覆う様に枝が伸びています。
青蓮院の歴史は非常に古く、伝教大師「最澄」教えの寺院です。
書院を入った所に見えた、最澄の言葉「一隅を照らす」の屏風。
「国宝とは何物ぞ、宝とは道心なり。
道心あるの人を名づけて国宝となす。
故に古人の言く、径寸十枚、是れ国宝に非ず。
一隅を照らす、此れ則ち国宝なり」
書院からは、庭園の秋景色が見えます。
こちらも一隅を照らすの言葉。
はい という素直な心
すみません という反省の心
お蔭様です という謙譲の心
させて頂きます という奉仕の心
ありがとうございます という感謝の心
良き心の灯で一隅を照らそう
書の掛け軸。
寒さが来れば暑さは去る。
秋に穫り入れ冬に蓄える・・・・・
庭園には竹林や
青もみじの景色が広がっています。
これからの気温で、木々の色も深まって行きます。
九月は今日がラストとなり明日からは10月ですね。
月日がとても早く感じます。
青蓮院の秋。
長い歴史を見て来た大きな楠木と共に、秋は静かに進んでいます。
《青蓮院》
○所 京都市東山区粟田口三条坊町69−1
○時間 9時00分~16時30分
○参拝料 500円
○アクセス 京都市営バス 5.27 系統で 神宮道下車徒歩2分。
地下鉄東西線 京阪京津線 東山駅下車 徒歩3分。