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左京区・修学院離宮から少し奥に行きますと、
赤山禅院(せきざんぜんいん)さん。
赤山禅院は、平安時代に慈覚大師 円仁の遺命によって創建された、
比叡山延暦寺の塔頭。
閑静な地にあり、晩秋の時には、「紅葉寺」の異名をとる程、もみじが綺麗です。
禅院は、比叡山の千日回峰行とも関わりが深く
千日回峰行を修めた大阿闍梨により「八千枚大護摩供」
「ぜんそく封じ・へちま加持」「珠数供養」をはじめとする
加持・祈祷が行われています。
創建以来1100年を超える歴史が積み重なる赤山禅院。
境内のイロハカエデも、これから
ゆっくりと色付いて来ます。
境内には、作詞家・石坂まさをさんの歌碑があります。
石坂まさをさんは、藤圭子さんの「新宿の女」。
小林旭さんの「北へ」など、
多数の作曲をされています。
- 心友 -
自らの心の子と 書いて 息子と 云うなら
俺がやり残した ことを 受け継いでくれ
このひとすじの道 あせらず 急がず 男らしく 何かを
成し遂げてくれ
風に狂って生きても 風のやさしさ 忘れず
風の旅人のように 夢を追ってくれ
境内を進むと、青もみじの中に、
三十三観音像と十六羅漢像が見えました。
その存在感ある、表情に見入ってしまいます。
観音様と羅漢像の周りには、もみじに銀杏に竹林。
来月の今頃には、美しい紅葉景色が広がります。
そして、深秋の時には、
散った銀杏と紅葉が美しい絨毯の様になります。
観音様と羅漢像は、ここで、移り行く季節の営みを
見続けておられます。
10月後半に入った赤山禅院の秋。
朝晩めっきり冷えて来ました。
これからの冷え込みで、青もみじは、ゆっくりと色付いて来ます。
《赤山禅院》別名もみじ寺
○ 所 〒606-8036 京都市左京区修学院開根坊町18
○拝観無料 自由参拝
○時間 9:00~16:30
○駐車場有り(3台※大祭日不可)
○アクセス 叡山電車「修学院駅」下車、徒歩約20分
市バス「修学院離宮道」下車、徒歩約20分