キーワードで検索
修学院離宮から少し奥の赤山禅院さん。
前回寄せて頂いたのは、一ヶ月前。
今は紅葉が見頃。
羅漢様の周りの紅葉は進んでいるでしょうか。
赤山禅院は、平安時代に慈覚大師 円仁の遺命によって創建された、
比叡山延暦寺の塔頭。
閑静な地にあり晩秋には「紅葉寺」と呼ばれる程に、
もみじが綺麗です。
境内には、真っ赤な紅葉に重なるように寒桜が咲いています。
赤い楓と、寒桜。
ここにしか見れない紅葉風景。
境内を進むと、紅葉と竹林の中
十六羅漢像が見えました。
羅漢様の周りには、落葉した銀杏が絨毯の様です。
羅漢像の上には、見頃を迎えた楓に銀杏。
茜色と黄色の世界。
後方の竹林から風が流れ来ると、銀杏は
はらはらと舞っています。
秋は、静かに深く進んでいる様です。
楓と銀杏と羅漢様に、
ただただ見入ってしまいました。
見頃の紅葉に囲まれた羅漢様、
一番の華やかな時を迎えておられます。
1100年からの歴史が積み重なる赤山禅院。
今年の秋も、美しい紅葉絵巻の世界が広がっています。
念じておられるのか、・・・
祈っておられるのか・・・・
深い表情の羅漢様。
境内に流れる静かな時間。
羅漢様を見に来て、今年の秋を見に来ているのか・・
今の自分を見に来ているのか・・・・
そんな様々な事に思いを巡らす、不思議な紅葉の世界。
赤山禅院の羅漢様と紅葉景色。
この秋の、心に残る紅葉景色。
《赤山禅院》別名もみじ寺
○ 所 〒606-8036 京都市左京区修学院開根坊町18
○拝観無料 自由参拝
○時間 9:00~16:30
○アクセス 叡山電車「修学院駅」下車、徒歩約20分
市バス「修学院離宮道」下車、徒歩約20分