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嵐山・竹林の小路。
竹林の小路を抜けると、大河内山荘。
大河内山荘は、昭和初期の無声映画の名俳優、大河内伝次郎さんが
30年もの歳月をかけて作られた山荘。
広い敷地は、小倉山の南東側から嵐山公園付近にかけての
ほぼ山一つの大きな庭園です。
ここを作られた、俳優「大河内傳次郎」さんは 大正15年(1926)
「日活」に入社し、サイレント(無声)映画で、花形スターの道を歩まれています。
昭和初期の京都は映画製作の町でした。
彼は、昭和6年(1931)に「大河内山荘」建設に取りかかります。
その後、大河内傳次郎さんは、64歳で亡くなられていますが、
彼の夢を注ぎ込んだ大河内山荘は、没後、遺族の手により完成迄こぎつけ、
今では京都・嵐山の観光名所となっています。
庭園からは京都市内も一望出来ます。
後方に広がる嵐山の渓谷の景色も、とても素晴らしい眺めです。
庭園内にある大河内傳次郎記念館。
ここでは、映画スター大河内伝次郎さんの
歩みを知る事が出来ます。
俳優・大河内傳次郎さん。
映画総出演本数は、280本。
代表作は、丹下左膳他多数。
2015年の今、映画俳優「大河内傳次郎」を知る人は少ないと思います。
でも、大河内傳次郎と言う昭和初期の名優が作った大河内山荘は、
現在も人気の観光地として生き続けているのですから、時を超えた浪漫を感じます。
春は桜。秋は紅葉が綺麗な大河内山荘。
これから秋の日が進むと共に
庭園の木々は、ゆっくりと色付いて来ます。
《大河内山荘》
〇 京都市右京区嵯峨小倉山田淵山町8
〇 拝観料 大人1000円(お抹茶とお茶菓子付き)
〇 拝観時間 9:00-17:00
〇 定休日:無休
〇 アクセス
市バス・阪急バス「野々宮」下車 徒歩約10分。
JR 嵯峨野線「嵯峨嵐山」駅下車 徒歩約15分
京福電車「嵐山」駅下車 徒歩約15分
阪急電車 嵐山線「嵐山」駅下車 徒歩約18分