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京都府八幡市にある、通称“らくがき寺”に行って来ました。
正式名称は「単伝庵」と言います。
現代において、世界の多くの遺跡や寺院や観光地で、らくがきが問題となっています。
ところが、日本でおそらく唯一「単伝庵」は、らくがきを勧めるお寺です。
こちらは、お寺の番犬ワンちゃん。
パンフレットによると単伝寺は、江戸時代初期に創建された臨済宗妙心寺派の寺院で、
大黒堂を建立する際、さまざまな援助を受けたことから、大黒様に願い事がよく見えるように、
大黒様が納められている大黒堂の内側の白壁に願いを書き込むようにしたそうです。
以来、訪れた参拝者が境内の大黒堂の白壁に自由に願い事を書けるようになりました。
「らくがきOK」と言いましても、許されるのは大黒堂の中の決められた場所だけです。
そして毎年、大晦日になると文字が書かれた白壁は塗り替えられるそうです。
お堂の内部の白壁は、落書きでびっしりです。
でも、壁の文字を見ると「落書き」とは言っても、無意味ないたずら書きは
ほとんどありません。
家内安全、無病息災、合格祈願、交通安全・・・・等の文字が書かれています。
僕も隅っこに、祈りの言葉を書いて来ました。
《単伝寺》らくがき寺
〇所 京都府八幡市八幡吉野33
〇時間 土・日・月曜の09~15時のみ拝観可。
定休日:火~金曜
〇拝観料 参拝100円 落書き祈願300円