キーワードで検索
早朝の嵐山。
朝晩の冷え込みで、日一日と紅葉が進んでいます。
渡月橋から、渓谷沿いの道へ自転車を走らせます。
道は山沿いを進むと共に坂道が続きます。
坂道を越えると、広がりのある岩場の所に出ます。
ここには大きな一本楓があります。
毎年見に来ている、大きな一本楓。
数年前までは見事な紅葉を見せてくれていました。
しかし、2013年九月に来た、
台風の水害で根元を痛められたのか、それ以来・・少し元気がありません。
来た道を戻って対岸へ。
色付いた山々が朝の光に浮かび上がっています。
嵐山とは何処をさして嵐山なのかと、問われる事があります。
「嵐山」とは渡月橋を中心とした観光エリアの総称を指しています。
厳密な地名で言えば渡月橋の南岸が嵐山地区、北岸は嵯峨地区となります。
嵐山の名の由来は諸説あり「日本書紀」に記載された
言葉から伝わって来ている説や、別の説では愛宕山から吹き下ろす
「愛宕おろし」に桜や紅葉が嵐のように散らされるところから、
嵐山と呼ばれる説もあります。
嵐山の、春は桜。
秋の日には紅葉。
そうそう・・芭蕉さんは、梅雨から夏にかけての嵐山を
「六月や 峰に雲置く 嵐山」と詠まれました。
嵐山の紅葉。
いよいよ色付いて来ます。