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朝霧の嵐山。
芭蕉さんは、初夏の嵐山を「六月や峰に雲置く嵐山」と詠まれましたが
この時期の嵐山は朝霧の日が多いです。
嵐山に流れる大堰川から道を少し入ると、天龍寺の塔頭寺院・宝厳院があります。
青もみじの奥に見える茅葺屋根の山門。
茅葺の山門を通り、回遊式山水庭園へ。
宝厳院の庭園は、嵐山の借景を巧みに取り入れた庭園で、
江戸時代の名所案内「都林泉名勝図会」にも紹介された名庭。
庭園に続く、青もみじと苔の小路。
半円の形の垣根は、豊丸垣。
六月の朝霧に洗われた緑が
何とも新鮮です。
撫子。
庭園のお茶処・無畏庵(むいあん)。
和傘の向こうに緑の世界が見えました。
お抹茶と和菓子でほっこり。
和菓子は鼓月謹製の、もみじらくがん。
再び小路を進むと光悦垣根が見えました。
水紋の様な砂模様。
庭園を巡って山門へ。
茅葺き山門では紫陽花が、「また来てね」とご挨拶。
六月半ばの宝厳院。
青もみじと六月の花が綺麗です。
≪宝厳院≫
○所 京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町36
○アクセス 京都駅からJR山陰本線「嵯峨嵐山駅」から徒歩15分。
京都バス71・72番で「京福嵐山駅前」から徒歩10分。
市バス28番で「嵐山天龍寺前」から徒歩10分。
京福電鉄「嵐山駅」から徒歩10分。
阪急嵐山駅から徒歩15分。
○拝観料 大人500円 小中学生300円(抹茶は別途500円)