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名寄の風景、いよいよ最後になりました。
名寄の「ベーカリーいしだ」で食べたブルーベリーデニッシュのブルーベリーの生みの親、「サンベリーむらおか」に行きました。
ブルーベリーの収穫時期にはまだ早いのですが、花は満開に咲いていました。
比べてみるとわかりますが、それぞれ種類が違うので、花の色や大きさ、形も微妙に異なります。
こちらの農園にあるブルーベリーの中には、果実の大きさが500円玉大にもなるものもあるそうです。
日本で最北のブルーベリー農園といわれ、サンベリーむらおかでは、7月末頃の収穫時期には、ブルーベリー狩り農園として営業します。
ヒールの足元にも優しい、歩きやすい園内です。
入園料は500円で、ブルーベリー食べ放題。
お持ち帰りの場合は、別途料金がかかります(100g200円など)。
満開のブルーベリーの周りでは、ハチがせっせと仕事をしていました。
村岡さんにとっては「ハチはちっとも怖くなくかわいいよ」とのこと。
あちこちでハチが忙しそうにしていましたが、確かに周りの私たちには目もくれず、花の周りを飛び回っていました。
こちらは「アロニア」の花です。
ナナカマドの実に似た黒っぽい実がなります。
北海道では10年くらい前から注目されるようになったポリフェノールやアントシアニンを豊富に含んだ果実です。
アロニアの実やジュースは口にしたことがありますが、本物の木は初めて見ました。
花も観賞用の木のようにきれいです。
ブルーベリー農園から見える水田と山々の風景。
そして名寄盆地の風景、最後の訪問地は、日本最北の葡萄畑です。
名寄の「森臥」(しんが)。
作物が豊かな名寄の地でワイン用葡萄を作りたい、と竹部さんご夫婦が2011年から葡萄を作り始め、2015年夏に初めて委託醸造で作ったワインを発売しました。
2015年発売の「2014 Bucchus」と「2014 小公子」は、発売日の即日完売したそうです。
北限を越えた葡萄畑ともいわれ、6月に入っても霜の心配など気苦労は絶えないそうですが、この葡萄畑の景色を見るためだけに札幌から訪れる人もいるそうです。
これまで見てきた名寄盆地の風景。
野菜・果実・小麦・森。
道北では最北端の稚内や北海道第2の都市旭川の方が圧倒的に知名度は高いのですが、名寄エリアは、想像以上に豊かな自然と作物に溢れていました。