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すっかり夏になり、バレンシアの町角でもオルチャータの屋台を見かけます。
オルチャータというのは、チュファ(カヤツリ草)の地下茎が原料の、バレンシアの伝統的な飲み物です。
息子が小学校で聞いてきた話では、13世紀にイスラム教徒からバレンシアを奪回したキリスト教徒軍の
ハイメ1世王がバレンシアの町に入場した際に、地元の若い女性がオルチャータを差し出したのだとか。
そんなに古くからある飲み物なんですね。
チュファはもともと北アフリカ産の植物なので、イスラム教徒がイベリア半島に持ち込んだのでしょうか。
バレンシア市に隣接するアルボラジャの町がスペインきっての産地になっています。
オルチャータはチュファの地下茎と水、砂糖だけで作った飲み物で、バレンシアっ子の大好物。
オルチャータはスーパーに行けば年中買える飲み物ですが、バレンシアには自家製で無添加のものを
飲ませるオルチャテリーアがあちこちにあります。液体タイプとゆるいシャーベットタイプの2種類を
置くところも多く、前者だと甘さが気になるので、私はいつも後者か、もしくは両方をグラスに半々
注いでもらっています。
<液体タイプのオルチャータ>
さて、このチュファですが、実は英語ではタイガーナッツと呼ばれ、スーパーフードとして注目を浴びています。
なんでもニューヨークで火がついたそうです。オルチャータが注目される日も近いかも♪
なお、オルチャータはバレンシア語ではORXATA、スペイン語ではHORCHATAと書きます。
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