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東山区の六波羅蜜寺から六道珍皇寺を巡って来ました。
まずは、六波羅蜜寺。
六波羅蜜時は、東山区の住宅街に建つ寺院です。
平安時代中期、醍醐天皇の第二皇子空也上人(くうやしょうにん)によって創建されました。
空也上人とは、疫病が蔓延していた京の町で、十一面観音像を車に乗せて引きながら歩き、
念仏を唱えて多くの民衆の命を救ってきたお坊様です。
六波羅蜜寺の「宝物館」には、その空也上人の像が置かれています。
《六波羅蜜寺》
○所 京都市東山区 五条通大和大路上ル東
○アクセス △京都 市バス: 京都駅 206 系統、清水道下車、徒歩7分。
△京阪電車: 清水五条駅下車、徒歩 7分。
六波羅蜜寺から六道珍皇寺へ至る道には、細い路地が沢山あり
京の町の歴史を感じるエリアでもあります。
六道珍皇寺に着きました。
六波羅蜜寺から六道珍皇寺までは徒歩で10分位。
六道珍皇寺と言いますと、「冥土通いの井戸」と「黄泉返りの井戸」が印象的なお寺です。
提灯には、「あの世への入り口・六道の辻」の文字。
小野篁(おののたかむら)が、お寺の井戸で冥府に通ったという伝説があり、
閻魔大王座像を作ったのも小野篁とされています。
提灯に書かれた、六道の辻とは、
平安時代の頃、この辺りは都の東の墓所である「鳥辺野」という場所に
通じる所であり、現世とあの世を分ける場所だったと言われています。
寺院の中庭に降りると、冥土通いの井戸と黄泉がえりの井戸があります。
二つの井戸を見ながら、何とも不思議な気持ちになりました。
《六道珍皇寺》
○所 京都市東山区東大路通松原西入ル小松町595
○アクセス 京都駅から京都市営バス100, 206号系統「清水道」下車。