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秘密結社のイメージ刷新?「フリーメイソン」ロンドン本部の新ギャラリー公開

小野 雅子

小野 雅子

イギリス特派員

更新日
2016年10月20日
公開日
2016年10月20日
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貴方はフリーメイソンって、どんなイメージ抱いてますか?なーんて、かく言う私は今まであまり興味がなかったので、「ユダヤ系の人々を中心とした相互利益を守る秘密結社・・・かなぁ」くらいの認識だったんですよ。

でも先日ロンドンに来てた姉が、「そのイギリス本部に新しいギャラリーが出来たらしいから行ってみたい!」って。以前から博物館&図書館が一般公開されてるのは知ってたものの、特に関心がなくて未経験だったのです。

はるばる東京から来てくれた姉のリクエストなので、じゃあ行ってみようかな!という事になりました。最寄りの地下鉄駅はホルボーン、またはコヴェント・ガーデン。ギャラリーや図書館は2階にあります。

フリーメイソンの起源には色んな説があるらしいけど、一般的には中世の石工たちが互助会みたいなのを発足したのが始まりって言われてます。そのせいか会員のセレモニーには石工が身に着けたエプロンを模したものを着用するし、仕事道具のコンパスや定規がシンボルにもなっているんですよ。

この巨大な椅子は、のちにイギリス国王となったジョージ4世が皇太子時代にイギリス本部のグランド・マスターだった時のもの。200キロもある巨漢だったそうですが、この椅子ならば目の錯覚で(?)ややスリムに見えたかもしれません。笑

こちらは以前からある、図書館&博物館のほう。数年前までは写真撮影を禁止していたようだけど、今は先ほどの新ギャラリーともども写真OKです(フラッシュは不可)。

「どうして写真撮影をしても良い方針に変わったのですか?」と係の方に尋ねたら、「う~ん今は旅行の口コミサイトとかで否定的なこと書かれちゃうしね・・・それよりインスタ等で宣伝してもらった方が入館者が増えるしって事じゃないかなぁ」だって。^^

マッカーサー元帥やチャーチル英国首相、さかのぼってはモーツァルトまでフリーメイソンだったほど隆盛を誇っていた友愛結社。時代の流れとともに、その体質も変わっていくのかもしれないなぁ~と思いました!

フリーメイソンズ・ホール

住所: 60 Great Queen St, London WC2B 5AZ

ウェブサイト http://freemasonry.london.museum/

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