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数年に一度の強い寒波の影響で1月15日の京都は、雪の朝でした。
冷え込んだ気温の朝でしたが、雪の東山界隈が見たくて歩いて来ました。
阪急電車・四条河原町駅から地上に出ると、四条大橋は吹雪。
四条大橋を渡り、花見小路から祇園町へと入りました。
この辺りは祇園甲部(ぎおんこうぶ)。
京都には五つの花街がありますが、甲部は一番大きな花街です。
祇園甲部の始まりは、寛永年間(1624年 – 1645年)に祇園社(現在の八坂神社)の門前で
始まった水茶屋が始まりとされています。
祇園の歴史をたどると、数多くの人物で彩られています。
江戸初期には、大石内蔵助が一力亭で遊んでいた話は歌舞伎などでも知られ、
江戸末期には、後の新政府を樹立する志士達も通っていたそうです。
祇園甲部の提灯模様は、「つなぎ八つ団子」。
それにしても、吹雪が凄かったです。
祇園町を抜けて、東山通りを渡り八坂通りに入りました。
八坂通りは細い道です。
その細い道の奥に、凛と立つのが八坂の塔。寺の正式名は「法観寺」。
塔の高さは46メートルですが、坂の上に建っている姿は、
とても高く見えます。
坂道も凍結していました。
八坂の塔の建つ、八坂通りと言えば「くくり猿」ですね。
軒先に、赤い五つのくくり猿が吊るされています。
五つの猿で、五縁。
「良い御縁」があります様にとの願いが込められているそうです。
八坂の塔を見上げていたら、
先ほどまでの吹雪も、少し収まって来ました。
雪の東山。
この後、二年坂から三年坂を経て清水寺へ・・