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今日は桃の節句。「4分の1スケールで見る源氏物語の世界」。

Akio

Akio

京都特派員

更新日
2017年3月3日
公開日
2017年3月3日
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今日は三月三日。桃の節句ですね。

雛祭りと言いますと雛人形ですが、こちら西本願寺近くの風俗博物館では、

源氏物語の世界が、4分の1スケールの人形で表現されています。

素晴らしい寝殿造の建物は、六条院。

六条院とは、紫式部作の『源氏物語』に登場する光源氏の邸宅。

源氏物語で光源氏のモデルと言われるのは源融(みなもとのとおる)。

源融の邸宅「六条河原院」のあった場所は京都駅からも近い

渉成園・枳殻邸(きこくてい)辺りとも言われています。

風俗博物館、現在の展示は、

①餺飥(はくたく)の宴

②四季のかさね色目にみる平安王朝の美意識

③歳暮の衣配り

④局・女房の日常

⑤平安時代の遊び

⑥『堤中納言物語』「貝合」

館内は、頂いたパンフレットを見ながら

平安中期が描かれた源氏物語の世界を巡って行きます。

源氏物語は、平安時代の光源氏の世界が表現されていました。

複雑に絡み合う人間関係の描写も独特でした。

源氏物語は、光源氏に関わる多くの登場人物の人生史が

仏教的な世界観の「宿世」として描かれています。

館内を巡っていると、まさしく自分が平安時代にタイムスリップして、

御殿を巡っているかの様な感覚になります。

十二単や女官の着物の艶やかな事。

平安時代の衣装は気品と華やかさがあり、とても良いですね。

平安時代は、平安京遷都(794年)から(1192年)までの約400年の長い時代でした。

再現されている衣装では、平安時代400年間の衣装の変遷も表現されています。

そして六条院、建物内部の襖絵や仏具や調度品に至るまで

伝統工芸の町、京都ならではの職人技が各所に見られます。

京都に観光で来られた時、源氏物語の世界が、4分の1スケールで見られる

風俗博物館はお勧め処です。

≪風俗博物館≫

○所 京都市下京区堀川通新花屋町下る 井筒左女牛ビル5階

(西本願寺さんのすぐ近くで、1階にローソンがある緑色のビルの五階です。)

○時間 9時 00分~17時00分 (日曜・祝日はお休み)

○入館料 500円。

○アクセス JR京都駅から徒歩15分。

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