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2017年2月、日本で2つ目となるオリンピックミュージアムが誕生しました。
大倉山ジャンプ競技場にある『札幌オリンピックミュージアム』です。
2016年まで「札幌ウィンタースポーツミュージアム」として小学生の見学授業などにも取り入れられていた施設が、
2016年10月、中国・南京市で開催された「オリンピック・ミュージアム・ネットワーク」の総会で承認され、
2017年2月、施設をリニューアルし「札幌オリンピックミュージアム」としてオープンしました。
"Sapporo Olympic Museum which was redesigned and opened in Feburuary, 2017"
これまでは1972年開催の冬季オリンピック札幌大会の展示品をはじめ、
札幌でのスキーとその歴史など、ウィンタースポーツを紹介していましたが、
オリンピックミュージアムに生まれ変わったことにより、
夏・冬両方のオリンピック・パラリンピックの歴史を
広く資料や映像、展示物で知ることができるようになりました。
"QR CODE for explanation"
入口は建物2階にあり、入ってすぐ左手から始まる「オリンピック・スピリッツ・ゾーン」では、
スマートフォンで読み取ると音声解説を聞くことができるQRコードが用意されています。
"Olympic Medalist's Equipments"
パネル展示では、古代オリンピックから近代オリンピックまでの流れや、
近年のオリンピックを写真や文字で見て、また、オリンピアンやパラリンピアンたちが
実際に使っていた道具の展示を見ても、テレビなどで観戦応援した
記憶の中のオリンピックがよみがえってきます。
"Big screen which the images of Olympics are projected on"
そして圧巻なのは、大きなスクリーンに映し出されるオリンピックの映像。
IOC本部があるスイス・ローザンヌのオリンピック・ミュージアムで流している映像と
同じコンテンツだそうで、来館者は迫力ある映像に見入っていました。
"Winter Sports Simulator Experience Zone on the first floor"
ミュージアム1階は、ウィンタースポーツのシミュレーション体験ができるゾーンです。
"Ski Jump Simulator, Ski Jump Mt. Okurayama"
ボブスレーやアイスホッケーのゴールキーパー体験、クロスカントリースキーレースなど、
いろいろなシミュレーターがあるなかで、ひと際歓声が上がっているのが
「スキージャンプ大倉山」。
実はこのとき飛んだのは、1994年リレハンメルオリンピックのノルディック複合団体で
金メダルに輝いた阿部雅司札幌オリンピックミュージアム名誉館長です。
飛距離は堂々の139m。
子どもが飛んでも大人が飛んでも、金メダリストが飛んでも大きな歓声があがります。
臨場感あふれるシミュレーターですが、スカート姿でも挑戦できます。
同じく1階フロアでみつけたのは、元フィギュアスケート選手、小塚崇彦さんのスケート靴。
2017年2月開催の冬季アジア札幌大会開催期間中、札幌オリンピックミュージアムにも来館されたそうです。
リニューアルされてから、「五輪リストバンド」など記念グッズの販売もしています。
見て読んで体験する「札幌オリンピックミュージアム」、大人も子供も楽しめます。
※記事中の写真は許可を取って撮影・掲載しています。
【札幌オリンピックミュージアム(旧・札幌ウィンタースポーツミュージアム)】
札幌市中央区宮の森1274(大倉山ジャンプ競技場内)
TEL: 011-641-8585(総合案内)
開館時間: 夏季(4/29~11/3) 9:00~18:00
冬季(11/4~翌4/28) 9:30~17:00
定休日: 年中無休
入場料: 大人600円/中学生以下無料/65歳以上450円
駐車場: 無料(大型車15台/普通車113台)
アクセス
・バス: 地下鉄東西線「円山公園」駅下車、2番出口「円山バスターミナル」より、
JRバス[円14]荒井山線「大倉山競技場入口」下車 (所要時間:10~15分)、徒歩約10分
・タクシー: 地下鉄東西線「円山公園駅」より約10分(約1,200円)、札幌市内中心部より約20分(約2,000円)
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