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今週末6月19日から25日まで、パリの北郊外ル・ブルジェ空港にてパリ航空ショー(SIAE : Salon International de l'Aéronautique et de l'Espace)が開かれています。同ショーは各国の航空機メーカーおよび関連会社が集まり、自社製品を展示する2年に1回開催されるイベント。商談のビジネスマンはもちろんのこと、最新機を見に多くの航空ファンが国内外から訪れます。一般参加も可能です(ただし23〜25日の3日間)。
空港を使った会場であるため、敷地はとても広く、また駐機場には民用機と軍用機が所狭しと並んでいます。その中でも一際目立つのが、仏エアバス社と米ボーイング社の機体。エアバス社は2階建ての航空機A380の最新機「A380 plus」などを、ボーイング社は「787-10」などを展示しています。デモンストレーションも行われ、時折頭上を航空機が飛びます。
日本からは三菱航空機が開発中の小型機MRJ(三菱リージョナルジェット)が。こちらは納入予定先の会社であるANAの塗装がされたものです。
軍用機では、仏ダッソー社が開発しインド、エジプト、カタールにも輸出する、フランスを代表する戦闘機ラファールが展示されています。またフランス空軍のブースに行くと、戦闘機のコックピットに座って記念撮影できます。日本の米軍基地にも配備されているオスプレイは内部見学可能ですし、日本からは海上自衛隊の哨戒機「P-1」が参加しています。
各戦闘機も会場上空をデモンストレーションします(写真はラファール)。
エアバス社があるトゥールーズを中心に、航空機製造はフランスの主要産業です。初日にはマクロン大統領も来場するなど、パリ航空ショーはフランスの一面を表す重要なイベントと言えるでしょう。
【データ】
住所:Aéroport de Paris-Le Bourget
営業時間:8時30分〜18時30分(一般入場は6月23〜25日)
入場料:14ユーロ(1日)
最寄り駅:RER B線Le Bourget(駅から会場まで無料バスが運行)