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南禅寺・水路閣に続く道には「○△□」の図形模様があります。
〇
△
□
「○△□」は、禅の世界。
3つの図形は、宇宙の根源的な形を示し、禅の思想を象徴したものと言われています。
いろんな解釈がありますが、
「△、とがらず・□、角ばらず・〇、心は丸く」・・・なのでしょうか。
「○△□」模様から少し進むと、目の前には「水路閣」。
水路閣は、南禅寺境内を横切る赤煉瓦作りの、古代ローマ風建築。
琵琶湖疎水を上部に流す陸橋です。
水路閣の風景は、TVドラマのロケ地としても度々登場して来ました。
『京都迷宮・・・・何とか事件』等・・・・浮かんで来ます。
水路閣は 琵琶湖と京都の間に立ちはだかる山々を貫通して作られた、長大な運河です。
明治14年当時、京都の水源は地下水か、北方の山々から流れる川に頼るしかありませんでした。
そこで山を幾つもぶち抜いて、琵琶湖から水を引く計画が 持ち上がりました。
工事は 困難を極めたそうですが、施行に関わった全ての人の努力で
琵琶湖から水をひくと言うビックプロジェクトを、完成させています。
南禅寺と水路閣。
古い時代の寺院と明治のモダン建築。
二つの時代が溶け合い・・・・
今では 南禅寺の境内には なくてはならない存在になっています。
《南禅寺》水路閣
〇所 〒606-8435 京都府京都市左京区南禅寺福地町
〇アクセス
※地下鉄 東西線蹴上駅下車、徒歩10分。
※市バス 東天王町下車または南禅寺・永観堂道下車、徒歩10分。
〇駐車場 二時間以内 1000円