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伊賀国・忍者(其の一)の巻
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今回は名張市から少し足を延ばして(お隣の伊賀市)忍者で有名な伊賀に入ります。
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日本の忍者は、外国の方が思ういわゆる「富士山・芸者」のイメージに次ぐ?あるいはそれを凌駕するキャラクターだと思います。
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【忍者】・・・映画で有名なイギリスの(007)と同じく、諜報活動を行っている忍術を持つ人のことです。
ありとあらゆる創作物のモデルになっています。
国内はもちろんのこと、海外でもオリエンタルで神秘的な【忍者】は大変、人気があります。
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間諜といえば、現在ならCIAやKGB、モサドにイギリス諜報局などが世界的にも有名ですが、その発祥の地は、中国か?インドか?日本か?といわれる位、日本も忍者を含め、古い歴史を持っています。
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ここ日本では飛鳥時代・聖徳太子が「志能備(しのび)」を用いたのが最初ではないか?との説もあります。
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忍術は源平時代以降、(忍者)の形になったのは、戦国時代の混乱期・地侍が数十の勢力を保ち、土地領土を巡って戦う為、情報収集戦とゲリラ戦を日夜行っていた際、自然発生したのではないか・・・と考えられています。
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また忍術で有名な伊賀・甲賀・雑賀・柳生・根来などは、天武天皇が壬申の乱直前に住んでいた場所かつ、後醍醐天皇の南北朝がおかれていた等、特殊な霊地が多いとされています。
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ハリウッド映画はもちろんのこと、様々な映画に忍者は描かれています。
現在公開中の映画(2017年7月1日~9月30日)・【忍びの国】も伊賀忍者の暗躍する「天正伊賀の乱」を描いています。
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映画を記念したスタンプラリーも行われています。
天正伊賀の乱と伊賀忍者ゆかりの地がスタンプポイントになっているようです。
詳細は、伊賀流忍者観光推進協議会の(忍者オフィシャルサイト)(伊賀流忍者探索の書)(いがぐり第62号=2017年夏号)を参照してみてください。
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サブカルチャーでもある人気漫画やアニメーション(以下、アニメ)、ゲーム等に登場する忍者も多いです。
沢山あるのですが、ごく一例をあげてみますと・・・
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〇(ドラえもん)でも有名な藤子不二雄作・【忍者ハットリくん】
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・主人公ハットリくんは、ハットリカンゾウという名前です。
・伊賀流忍者の少年で服部半蔵の子孫という設定。
・服部半蔵は、有名な伊賀忍者のひとりです。
(本人ではなく、実は先祖が忍者であったとの説もあり、また詳細は後述したいと思います。)
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・人気ゲームのパズドラやモンスト、戦国BASARAなどにも【服部半蔵】はキャラクターのひとつとして登場します。
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〇【猿飛佐助(さるとびさすけ】
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こちらも忍者をモデルとした文学、漫画、演劇、映画、テレビドラマ、人形劇、アニメ、ゲームなど数えきれない創作物のモデルとなっています。
・猿飛佐助は架空説と実在説が存在します。(こちらも後述予定。)
・実在説には、猿飛仁助、伊賀忍者・上月氏(下柘植小猿または、下柘植木猿)などがあります。
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・漫画やアニメで有名な【猿飛佐助】は、モンスト、パズドラ、戦国BASARAなどの人気ゲームにも登場するキャラクターです。
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・小説の方は司馬遼太郎や柴田錬三郎、半村良、織田作之助など、そうそうたる作家人が【猿飛佐助】を扱っています。
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他、子供に人気のレンジャーものにも(手裏剣戦隊ニンニンジャー)があり、また朝日小学生新聞のギャグ忍者漫画(落第忍者乱太郎)を原作としたアニメ(忍たま乱太郎)の放映がNHKでもありました。
オールドファンには懐かしい(仮面忍者 赤影)(サスケ)もありました。
昔のお祭りの屋台には(仮面忍者 赤影)のお面が必ずあったほどの人気ぶりでした。
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また他にも・・・忍者ものは書ききれない程、様々な分野に多種多様、存在します。
皆が心を惹かれる(忍者)という存在。
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日本忍者はふたつの大きな流派があります。
〇伊賀流の伊賀忍者(根拠地は現在の三重県伊賀市と名張市にあたる。)
〇甲賀流の甲賀忍者(根拠地は現在の滋賀県甲賀市と湖南市にあたる。)
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現在は、三重県と滋賀県に分かれますが、実は山をひとつ隔てた隣町にあたります。
車で約30分辺りの場所になります。
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日本の忍者を代表する伊賀忍者と甲賀忍者。
その特色は、簡略すると、主君に仕える甲賀忍者、主君を持たず、契約以外の関係を結ばない職業的プロの伊賀忍者だと言われています。
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面白いですね。
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伊賀地方・・・伝統の中にも進取の気質があり、その地域性が、忍者の特色にも表れているように思えました。
君主を持たず、民衆が主人公であった中世の伊賀国・・・。
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忍者の存在自身もですが、その文化や歴史の流れ、背景なども興味深いものが多いです。
それ故に数えきれない程の創作物のモデル・源(みなもと)になっているのだなぁと思います。
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歴史を含むその文化等の詳細は、おいおいこのブログでもその一部を紹介していきたいと思うのですが、上記だけでも、伊賀忍者がいかに有名な存在かを分かって頂けたことと思います。
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現在の伊賀市市役所の写真。
(伊賀市は「忍者市」を宣言しました。)の横断幕が掲げられています。
いかにも伊賀市らしいです。
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伊賀線・上野市駅の写真(電車は、「銀河鉄道999」の松本零士氏の描く忍者の絵)
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(駅ホームにも忍者の人形)
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↑↑↑さすが忍者の里です。
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(次号に続く・・・)
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忍者の里・伊賀を次号でも引き続き、お送りしたいと思います。