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伊賀国・忍者(其の二)の巻  ~手裏剣~

な*る

な*る

三重特派員

更新日
2017年8月17日
公開日
2017年8月17日
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伊賀国・忍者(其の二)の巻 ~手裏剣~

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忍者の武器として有名な手裏剣。

元々は武士の裏芸だったようです。

(因みに表芸は弓・槍(やり)・剣術など)

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形も様々で40~50種類あると言われています。

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手裏剣の多角形が多いのは、命中率が高い為だそうです。

短所は・・・多角形では刃先が短くなり、敵にダメージを与える力が弱い。

それを補うために刃先に毒を塗って使用したとされています。

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また手裏剣が怪しまれるような場所に赴く時には、5寸釘を持参したそうです。

(武器使用と共に、城の石垣の隙間に釘を突き立て、登る際にも使用したとの事。)

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(伊賀にある上野城の石垣。きっと伊賀忍者の地元でもあるこの城の石垣は、練習でも本番でも沢山の忍者達がよじ登ったに違いありません・・・。日本で1~2位の高さを競う石垣・上野城と伊賀忍者の5寸釘のクライミング、それを映し出す月夜・・・なんか絵が浮かんできそうな情景です。)

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究極は毒ラッキョウに刺した針を武器にしていたようです。

(テレビの時代劇・必殺仕事人シリーズのようですね。)

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<八方手裏剣(はっぽうしゅりけん)>

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<卍手裏剣(まんじ手裏剣)>

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<十字手裏剣(じゅうじしゅりけん)>

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<三光手裏剣(さんこうしゅりけん)>

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<六方手裏剣(ろっぽうしゅりけん)>

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<四方手裏剣(しほうしゅりけん)>

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他にも縄目手裏剣(なわめしゅりけん)、くぬぎ型手裏剣(くぬぎがたしゅりけん)、糸巻手裏剣(いとまきしゅりけん)など、多種の手裏剣があるようです。

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忍者博物館に行く前方にある受付口付近で、地元の広告を折り紙にした手裏剣をふたつ頂きました。

無料で配布されています。

形も四方手裏剣のようで、なかなかのすぐれもの。

面白いので解体して、折り方を確かめてみました。

(以下、参照。)

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(①・・・まず、1枚の紙を中央線に沿って左右に折ります。)

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(②・・・黄色の矢印通りに中央の線に向かって、①をふたつ折りにします。次にピンクの斜め線に沿って、水色の矢印方向に折り込みます。②の手順で左側の形になります。)

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(③は上記の工程の復習・・・②のふたつ折りにしたものをピンクの斜め線に沿って、黄色の矢印通りに折る。左はその完成品。)

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(④・・・さらにピンクの斜め線を内側に折り込みます。左はその完成品。)

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(⑤・・・①~④の工程で、左右対称の向きになるように折りあげます。)

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(⑥・・・この二つのパーツを上記のように重ねます。〔下パーツは⑤を裏返して使用。上パーツは⑤の表側使用。〕そして下パーツの鋭角の先ふたつを上パーツの中心に入れ、折り込みます。)

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(⑦・・・⑥の工程で、下パーツ・ふたつの鋭角の先を上パーツ中央に入れ込んだ後、⑥を裏返します。)

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(⑧・・・裏返した後、⑥と同じ工程を繰り返します。上記は下パーツ・ふたつの内、ひとつの鋭角を上パーツ中央に入れ込んだ状態。いよいよ、あと、ひとつの作業で完成です。)

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(⑨・・・最後の〔鋭角の先〕ひとつを中央に入れて折り込むと・・・やっと完成しました。)

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折り紙手裏剣の完成。

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【清風亭】でもお世話になったY・伊〇さんに忍者の本をお借りしました。

(いつもご協力、ありがとうございます。)

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内容もイラストも素敵な忍者本です。

分かり易く、楽しく、忍者が描かれています。

今回のブログでも、他文献と共に参考にさせて頂いています。

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忍者の暗号や隠語などもまたの機会に取り上げてみたいなぁと思っています。

忍者に関して、他にも様々な興味深いものがあります。

もちろん、実際に歩いてみた現地も。

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そういう訳で、伊賀忍者編はまだまだ続く予定です。

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(次号へ。)

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