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奥嵯峨では愛宕古道街道灯し(あたごふるみちかいどうとぼし)が、
8月23日から25日まで行われていました。
「愛宕古道街道灯し」の始まりは22年前に、化野念仏寺千灯供養への
来訪者を迎える為と、地域の地蔵盆を盛り上げる為に、
瀬戸内寂聴さんと嵯峨野保勝会、京都嵯峨芸術大学が共に作り上げてきたお祭りで、
愛宕街道沿いに、手作りの小さな行灯を点したのが始まりでした。
エリアは、愛宕神社一之鳥居から二尊院、清凉寺までの約1.5キロの街道沿いです。
街道には、地元の小中高校生や大人が描いた約800個の行灯が灯っています。
大きな行灯は高さ10m近くになります。
嵯峨鳥居本のHPには、愛宕街道紹介の素敵な詩が載っています。
「ゆっくりと歩きたい」
ここにはなんにもない。
ただただ時間がある。
じっくりと培われた なんにもない
ここにしかない時間。
あっと言う間に過ぎる日々の、ふと
ぼんやり雲を眺める様な。
あの余韻みたいな感じがここにはある。
古い町並みが残る街道。
愛宕山に続く一本の道。
行って帰る、ただそれだけだけど
おんなじ様で違う様な。
ずっと昔もたった今もおんなじ様な。
そんな時間を、ゆっくりと歩きたい。
夏を見送る、愛宕古道街道灯し。
ここには、夏の催しにある、花火や音楽もなく
静寂の中に奥嵯峨の町並みが続いていました。
※ 嵯峨鳥居本HPから言葉お借りしています。